キャンプでの氷の持ち運び方法として、僕が強くおすすめしているのが、スタンレーの「クラシック真空グロウラー」です。
実際のところ、保冷力はどれくらい持つの?
氷を入れて実際に検証してみました!
そして、やはりグロウラーの保冷力は凄まじく驚きの検証結果が出ました。
この記事では、その検証結果をお伝えしていきます。
なお、グロウラーについてよく知らない方は、「グロウラーのレビュー記事」で詳しく紹介しているので、そちらもぜひご覧ください。
スタンレーグロウラーの保冷力を実際に検証してみた
検証開始(初日)
検証方法として、こちらの1kgパックのロックアイスをグロウラーの1.9Lタイプに入れて、何日間持つかを検証していきます。
ちなみに実施時期は4月上旬で、空調なしの室内(20℃前後)での検証です。
まずはグロウラー本体の重量を計っておきます。
グロウラー本体は981gでした。
これは後ほど氷の残量を割り出すために必要な数値です。
続いて1kgパックの氷の正確な量を計ります。
ボウルを乗せてスケールをゼロ表示に直して、そこに氷を出していきます。
1kgパックの氷の量は1,029gでした。
これをグロウラーに入れていきます。
グロウラーに氷を入るだけ詰めたところ、1,905gを示しているので、924gの氷が入りました。
なお、入りきらなかった氷の量はこれくらいです。(105g)
グロウラーの容量の検証にもなりましたね!
では、ここから24時間放置して、氷がどれくらい残っているかを計って保冷力を検証していきます。
24時間経過(+1日)
さて、24時間が経過しました。
まずはグロウラーの中に溶けだした水の量を計量カップに出して計っていきます。
溶けだした水の量(溶けた氷の量)は90gでした。
グロウラーの氷の残量はこれくらいです。
まだまだたっぷり残っていますね。
グロウラーの総重量は1,814gを示しているので、833gの氷が残っています。
昨日の氷の残量が924gだったので、833gとの差は91gで、溶けだした水の量90gと誤差の範囲内で一致していることもわかります。
このまま、24時間ごとに検証していきます!
48時間経過(+2日 )
検証開始から48時間が経過しました。
溶けだした水の量(溶けた氷の量)は138gでした。
昨日より少し多めに溶けましたね。
グロウラーの氷の残量はこれくらいです。
まだまだ充分に氷が残っています。
グロウラーの総重量は1,677gを示しているので、696gの氷が残っています 。
どんどん行きましょう!
72時間経過(+3日 )
検証開始から72時間が経過しました。
溶けだした水の量(溶けた氷の量)は131gでした。
グロウラーの氷の残量はこれくらいです。
この辺りから、氷同士がくっつき始めた感じがあります。
手でほぐせば分離するので問題はありません。
グロウラーの総重量は1,546gを示しているので、565gの氷が残っています 。
折り返し地点って感じですかね!
96時間経過(+4日 )
検証開始から96時間が経過しました。
溶けだした水の量(溶けた氷の量)は125gでした。
グロウラーの氷の残量はこれくらいです。
この辺りから氷も少し小さくなってきていて、だいぶ減ってきた感じもありますが、まだまだ氷として充分に使える状態です。
グロウラーの総重量は1,421gを示しているので、440gの氷が残っています 。
どこまで記録を伸ばすでしょうか!
120時間経過(+5日 )
検証開始から120時間が経過。
この日だけ、いつもより約30分ほど確認が遅れてしまいました。
溶けだした水の量(溶けた氷の量)は119gでした。
グロウラーの氷の残量はこれくらいです。
だいぶ減ってきて、残っている氷も小粒になってきました。
グロウラーの総重量は1,302gを示しているので、321gの氷が残っています 。
がんばれグロウラー!
144時間経過(+6日 )
検証開始から144時間が経過しました。
本日は18.3℃と、やや気温が低かったです。
溶けだした水の量(溶けた氷の量)は103gでした。
グロウラーの氷の残量はこれくらいです。
なお、ここだけ手順を間違えて水を抜く前の状態で撮影してしまいました。
グロウラーの総重量は1,198gを示しているので、217gの氷が残っています 。
まだまだ行ける!?
168時間経過(+7日 )
さて、検証開始から168時間が経過しました。
検証開始からちょうど一週間です。
溶けだした水の量(溶けた氷の量)は104gでした。
グロウラーの氷の残量はこれくらいです。
もうだいぶ少ないですね。
グロウラーの総重量は1,094gを示しているので、113gの氷が残っています 。
さすがに限界が近そう!
192時間経過(+8日 )
さて、検証開始から168時間が経過しました。
この日は検証期間の中で最も気温が低く17.3℃でした。
溶けだした水の量(溶けた氷の量)は96gでした。
グロウラーの氷の残量はこれくらいです。
はい、もう虫の息ですね。
グロウラーの総重量は999gを示しているので、18gの氷が残っています 。
そして翌日の正午に確認したところ、
このとおり氷は完全になくなっていました。
昨日の気温が20℃あったらその時点でなくなっていたと思われます。
グロウラーよく頑張った!これで検証を終了します!
検証結果のまとめ
今回の検証結果をまとめると、こんな結果になりました。
グロウラー総重量 (本体981g) | 氷の残量 | 氷の残量 % | 減った氷の量 (前日比) | |
---|---|---|---|---|
検証開始 (初日) | 1,905g | 924g | 100% | - |
24時間経過 (+1日) | 1,814g | 833g | 90% | 91g |
48時間経過 (+2日) | 1,677g | 696g | 75% | 137g |
72時間経過 (+3日) | 1,546g | 565g | 61% | 125g |
96時間経過 (+4日) | 1,421g | 440g | 48% | 125g |
120時間経過 (+5日) | 1,302g | 321g | 35% | 119g |
144時間経過 (+6日) | 1,198g | 217g | 23% | 104g |
168時間経過 (+7日) | 1,094g | 113g | 12% | 104g |
192時間経過 (+8日) | 999g | 18g | 2% | 95 |
4月上旬の気温20℃前後の状況下で、なんと丸八日もロックアイスが形を留めて残る結果となりました。
これだけの保冷力があれば、少なくとも2泊3日程度のキャンプならかなりの余裕を持って氷の運用ができますね。
グロウラーの保冷力、恐るべしです…!
キャンプで氷を持ち運ぶ方法として、やはりグロウラーは超おすすめなので、氷の運用に困っている人はぜひ購入してみてください!
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