冬キャンプでもっと暖かく寝たい!
僕は今までキャンプ用の暖房器具を全く持っていなかったので、真冬のキャンプでも「着込んで寝る」というパワープレイで乗り越えてきました。
それでも何とかなっていましたが、やっぱり寝るときに着込むと動きにくくて気持ち悪いので、もう少し改善できないかと思案。
キャンプの暖房といえば薪ストーブや石油ストーブが定番ですね。
でも高いし手入れが面倒だし、ソロキャンプには邪魔だなという感じでもっと良い方法はないか模索したところ、
導き出した答えが「電気毛布」でした。
これが実際に冬のソロキャンプで使ってみたら良かったので、電気毛布のメリットやおすすめ商品、具体的な使い方などを詳しく紹介していきます!
キャンプにおける電気毛布のメリット・デメリット
まずは他の暖房器具と比較して、電気毛布のメリットとデメリットを紹介します。
メリット
- 軽くてかさばらない
- 価格が安い
- 一酸化炭素中毒や火事の危険性がない
- ポータブル電源で使える消費電力
電気毛布は普通のブランケットと同様に、畳んでコンパクトに持ち運べるのでかさばりません。
価格も薪ストーブや石油ストーブよりに比べて遥かに安く、2~4千円くらいで購入が可能です。
さらに電気による熱源なので、一酸化炭素中毒の危険性がないのも大きなメリットといえます。
そして同じ電気の暖房器具でも、電気カーペットや電気ストーブは消費電力が大きすぎてポータブル電源では使えませんが、
電気毛布の消費電力は50W程度と小さいのでポータブル電源でも充分に稼働させられます。
総じて機動力の高さが電気毛布の大きな魅力です!
デメリット
- ポータブル電源か電源サイトが必要
- ストーブより暖かさは劣る
- 見た目に生活感が出る
電源がないと利用できないのはデメリットでもありますね。
ただポータブル電源は災害時の備えにもなるので、持っていない方はこれを機に購入してみてはいかがでしょうか。
また、ストーブは空間全体を暖めるのに対して電気毛布は一部しか暖められないので、大人数で使うのには向いていません。
そして、どうしても見た目に若干の生活感が出てしまうのはご愛敬。笑
キャンプにおける電気毛布の選び方
キャンプで使うための電気毛布を選ぶポイントは大きく3つです。
- サイズと消費電力
- デザイン
- 丸洗いできるか
サイズと消費電力
電気毛布のサイズは以下の2パターンが多いです。
- 140cm×80cmくらい
- 180cm×130cmくらい
そして、キャンプ用に140cm×80cmくらいが絶対におすすめ。
140cmあればで1人分として充分な範囲を暖められるし、180cmは大きくてかさばるので電気毛布のメリットが半減してしまいます。
2人で使うとしても180cmは微妙なサイズ感で、140cmを2つ使った方が遥かに便利です。
そして重要なのが消費電力。
一般的に140cmは定格消費電力が50W程度で180cmは80W程度です。
これは1時間あたりに消費する電気量を表すので、ポータブル電源の容量が500Whだとしたら、
- 140cm×80cm(50W)=10時間
- 180cm×130cm(80W)=6.25時間
設定温度を弱めればもう少し長く使えますが、
ポータブル電源は他の用途にも使うとなると、180cmだと一番寒い早朝にはバッテリーが切れてしまう不安があります。
そのため、サイズ的にも消費電力的にも140cm×80cmがベストです!
デザイン
おしゃれなキャンプサイトを目指している人ほど道具のデザインは重要ですね。
しかし電気毛布はなぜかデザインがダサめなものが多いです。笑
そんななかでも、キャンプサイトの統一感を大切にしている僕でも満足できるものを見つけたので、この後で紹介します。
丸洗いできるか
キャンプで使う以上は汚れがつきもの。
そのため、電気毛布は丸洗いできるものを選ぶのがおすすめです。
次に紹介する商品は全て丸洗い可なのでご安心ください!
キャンプにおすすめの電気毛布
僕が購入時に調べた中で、実際に購入した商品と良いと思った商品を紹介します。
LIFEJOY 日本製電気ひざ掛け JPN141BFZ
サイズ | 140cm×80cm |
定格消費電力 | 55W |
参考価格(税込) | ¥4,980 |
僕が購入したのはこれのダークブラウンです。
(上記の商品リンクのカラーはモカ)
電気毛布はなぜかダサめなボーダー柄が多いなか、シンプルな無地かつ、ダークブラウンやグレーといった暗めの落ち着いたカラーが選べるのが決め手でした。
サイズや機能面も申し分ないです。
広電 電気毛布 CWA-551H
サイズ | 140cm×80cm |
定格消費電力 | 55W |
参考価格(税込) | ¥3,980 |
先ほどと同じく無地で、グレー・ネイビー・ブラウンという暗めのカラーが選べます。
少し安いのでこっちでも良かったかも。
Sugiyama 電気敷き毛布 NA-023S
サイズ | 140cm×80cm |
定格消費電力 | 55W |
参考価格(税込) | ¥2,950 |
コスパで選ぶならこれ。ちゃんと日本製です。
コイズミ 電気毛布 KDS-4092
サイズ | 130cm×80cm |
定格消費電力 | 40W |
参考価格(税込) | ¥4,380 |
消費電力が低めなので、ポータブル電源の容量が少なかったり2枚使いしたい場合に良さそう。
Panasonic 電気敷き毛布 DB-U12T
サイズ | 140cm×80cm |
定格消費電力 | 54W |
参考価格(税込) | ¥4,782 |
大手電機メーカーの安心感がありますね。
実際のキャンプでの電気毛布の使い方と感想
では、実際のキャンプでの電気毛布の使い方と、その実用性についてレビューしていきます。
こちらが購入したLIFEJOYの電気毛布。
ダークブラウンのカラーはキャンプサイトに置いても違和感がなくてGoodです。
僕はコットに敷いて使います。
もちろんテントのフロアに敷いても使えますよ。
140cm×80cmは1人用にちょうど良いサイズですね。
就寝時の寝床や服装について
寝床
寝袋も置くとこんな感じ。
寝床の状態を詳しく見せると、
- 寝袋
- 電気毛布
- ウールブランケット
- 銀マット
- コット
こんなふうに重ねています。
ウールブランケットは敷いたときの見た目が好きなだけなので、電気毛布があるなら無くてもほぼ変わらないと思います。
シュラフはナンガのオーロラライト450DXです。
快適使用温度/下限温度が「0℃/-5℃」で、3シーズンシュラフの中では暖かいですが冬用シュラフではありません。
僕は冬キャンプでも暖房器具を使わずに、このシュラフだけで今までずっと乗り越えてきました。
ただ冬はいつも着込んで寝ていたので、着込まずに快適に寝たいと思って今回電気毛布を導入しました!
就寝時の服装
この日の就寝時の服装はこんな感じ。
- 上半身
-
メリノウールインナー+厚手のトレーナー+ネックウォーマー
- 下半身
-
メリノウールタイツ&ソックス+デニム
ネックウォーマーは念のためです。
いつもはここにウルトラライトダウン、寒いとさらにジャケットも着たまま寝ますが、今回は電気毛布があるので薄着めで寝てみました。
実際にキャンプで電気毛布を使ってみた
寝る少し前のタイミングでポータブル電源に繋いで電気毛布をONにします。
ちなみに愛用のポータブル電源はPowerArQ2。バッテリー容量は500Whです。
就寝前のバッテリー残量は100%が点灯していたので80%~100%の間でした。
効果がわかりやすいように電気毛布の設定温度は「強」にして、22時半ごろに就寝。
眠りにつく前、ほんのり暖かさは感じますが感動的に暖かいわけではなく、
やっぱり外で使うとこの程度かぁ…
正直そう思って眠りについたのですが…
!?
深夜3時ごろ、暑さで飛び起きました。
電気毛布を敷いている背中側からガンガン熱を感じていました。
冬に汗をかくレベルだったので、ネックウォーマーをむしり取って寝袋をいったん全開に。
電気毛布は外だと特に温まるのに時間がかかるのか、寝る前よりもかなりヒートしていました。
「強」設定だと強すぎたみたいです。
低温火傷になる可能性もあるので、基本的に「強」で使わない方が良さそうですね。
そして設定を「弱」にして再度寝たところ、そこからは朝まで快適に眠れました。
7時半ごろに起床。
使用時間は約9時間で、ポータブル電源の残量は20%を示していました。
最初は「強」で回したのに20%~0%の間で残っているので、一晩なら余裕で持ちますね。
暑すぎるくらいに暖まれたので、電気毛布の導入は大成功でした。
電気毛布×ポータブル電源は今後も冬キャンプの定番になりそう!
まとめ
冬キャンプで電気毛布を使うメリットや、実際の使い方について詳しく紹介しました!
電気毛布は冬キャンプを快適に過ごすための非常に強い味方になります。
設定温度は高めすぎないのがポイント!
薪ストーブや石油ストーブよりもコンパクトに持ち運べて面倒な手入れも不要なので、冬キャンプで気軽に暖を取りたい人には電気毛布はベストな選択肢です。
これを機にポータブル電源もゲットして、冬キャンプでも快適に寝れるようにしましょう!