キャンプの調理用ナイフといえば「オピネル」が定番ですが、他人と被って微妙に思う人も多いのではないでしょうか。
そんな人におすすめなのが「マーチンズナイフ」です!
マーチンズナイフはオピネルと同様にアウトドアシーンでの調理に適したナイフで、デザインがとってもおしゃれ。
日本国内では発売されたばかりで名入れまでできるので、他人と被らない自分だけのナイフとして愛用できます。
この記事では、そんなマーチンズナイフを詳しくレビューしていきます!
Martins Knife(マーチンズナイフ)とは?

マーチンズナイフはポルトガル発祥のナイフで、1954年に設立されたCutelaria Martins社が生産しています。
そんな歴史あるブランドのナイフが2022年に日本でも販売が開始されました。
マーチンズナイフはロック機構を備えたフォールディングナイフで、刃厚の薄いステンレスブレードが調理用ナイフに非常に適しています。

オピネルのおしゃれ版って感じ!
Martins Knife(マーチンズナイフ)の外観と使い方
まずはマーチンズナイフの外観や使い方を見ていきましょう。


収納状態がこちら。
ブレードをハンドル内に折りたたんで収納できるフォールディングナイフです。
ブレードを出すときは、


金属のロックパーツを時計回りに回してロック解除して、


ブレードを引っ張り出すだけです。


ブレードにはツメを引っかける窪みが付いていて引っ張り出しやすいデザインになっています。


ブレードを出したら再度ロックを掛けることができます。



逆の手順でブレードを収納できます!
Martins Knife(マーチンズナイフ)のデザインとサイズの種類


マーチンズナイフには3つのデザインと2つのサイズ展開があります。
- ELEGANCE(Mサイズ / Lサイズ)
- ECO(Mサイズ / Lサイズ)
- BRIGANTINA(Mサイズのみ)



それぞれ色んなウッドカラーから選べるのも特徴!
ELEGANCE


ハンドルが手にフィットするようにデザインされた、見た目にもラグジュアリーな最上位モデル。
迷ったらこれがおすすめです。
サイズと価格
- Mサイズ:2,650円
(刃渡り8cm / ハンドル9cm) - Lサイズ:2,980円
(刃渡り9cm / ハンドル10cm)
ウッドカラー


ECO


シンプルなハンドル形状のモデル。
ECOっていう名前だとなんだか他のモデルを選びにくいのは僕だけでしょうか。笑
サイズと価格
- Mサイズ:2,180円
(刃渡り8cm / ハンドル9cm) - Lサイズ:2,480円
(刃渡り9cm / ハンドル10cm)
ウッドカラー


BRIGANTINA


他よりブレード形状がシンプルでハンドルも短めのモデル。
こちらは執筆時点でMサイズしか展開がありませんが、近日中にLサイズも取り扱いが開始されるそうです。
サイズ
- Mサイズ:1,980円
(刃渡り8cm / ハンドル8cm)
ウッドカラー


それぞれ持ったイメージとおすすめサイズ
各モデルを僕が手に持つとこんな感じです。






Mサイズは結構小さいので、男性ならLサイズの方が扱いやすくて断然おすすめです。
なお、僕の奥さんにも持ってみてもらったところ、平均的な手のサイズの女性でもLサイズの方が持ちやすいと言っていました。
なので、基本的には男女問わずLサイズを選ぶのが間違いないでしょう。
デザインについては、やっぱりELEGANCEが一番良いなと感じました。
BRIGANTINAはハンドルが短めなうえにMサイズでだいぶ小さいので、使うシーンとしてはペティナイフとしてのサブ用途には良いと思いました。


なお、ELEGANCE Lサイズとオピネル#10を並べると、こんな感じでオピネルの方が一回り大きいです。
オピネルとの比較としては、
- マーチンズナイフ Lサイズ≒オピネル#9
- マーチンズナイフ Mサイズ≒オピネル#7
こんな感じになります。
オピネルの人気サイズは#9か#10あたりなので、やはりマーチンズナイフはLサイズがおすすめできます。
Martins Knife(マーチンズナイフ)の良いところ
ここからは、マーチンズナイフを実際に使って感じたメリットを紹介していきます。
- キャンプの調理用ナイフに最適
- デザインが美しい
- ハンドル側面がフラットで転がらない
- 名入れ可能で自分だけのナイフになる
- 化粧箱付きでギフトにも最適



それぞれ詳しく見ていきましょう!
キャンプの調理用ナイフに最適


まず、マーチンズナイフはキャンプの調理用ナイフに最適です。
具体的には以下の特徴が調理に適しています。
- 軽量コンパクト
- 折りたたんでロックすれば安全に持ち運べる
- 刃厚1.5mmの薄さで鋭い切れ味
- ブレードはサビにくいステンレス
- ちょうど良いサイズ感
まず軽量コンパクトなのはアウトドアに持って行くにおいて大正義です。
また、折りたたんでブレードを収納できるので、包丁のように刃をタオルなどで包む必要がありません。
さらに刃厚が薄くてステンレスでサビにくいのは食材を切るナイフの必須条件と言えるでしょう。


ちなみに、ブレードを水平にするとこのようにハンドルが下に曲がったデザインのため、「食材を切るときにハンドルがまな板に当たって切りにくいのでは?」という懸念がありました。


しかし、ハンドルを握り込むとこのようにブレードが下がるようにデザインされていて、


まな板に当ててみても全く問題ありませんでした。



調理用ナイフに向いてる特徴は、ぶっちゃけどれもオピネルと全く同じ!マーチンズナイフならではの良さはここからです!
デザインが美しい


マーチンズナイフはブレード・ハンドルともにデザインが凝っていて美しいです。
特にこのELEGANCEのデザインはめちゃくちゃ良いですね。
改めてオピネルと比較するとこんな感じ。


オピネルもシンプルで良いデザインですが、有名すぎるせいもあってか、見飽きたデザインと感じてしまうのも事実です。



マーチンズナイフは一味違った美しさがありますね!
ハンドル側面がフラットで転がらない


写真だと少しわかりにくいのですが、マーチンズナイフのハンドルの両サイドはフラットになっているため、テーブルに置いた時に転がりません。


このおかげで、食材を切った後にテーブルに置いてもテーブルが汚れないメリットがあります。



オピネルのハンドルは丸くて転がるので、これは地味に見えて結構大きなメリットです!
名入れ可能で自分だけのナイフになる


さらに、マーチンズナイフは名入れが可能です。
注文時に名入れを指定することでハンドルの片側に刻印がされます。
ネームは筆記体で刻印されておしゃれだし、自分の名前や好みの文字を入れることで自分だけのナイフになって愛着がわきます。



僕も「Taro Camp」の名入れをしてもらいました!プリントではなく彫って刻印されるので超Good!
僕は今回は3モデル全てに刻印してもらいました。
それぞれの刻印位置や雰囲気はこんな感じです。











せっかくなら名入れするのがおすすめ!僕も入れてよかったです!
化粧箱付きでギフトにも最適


マーチンズナイフはおしゃれな化粧箱に入っているのでギフトにも最適です。
高すぎず安すぎないちょうど良い価格なので、周りのアウトドア好きな人への気軽なプレゼントに持ってこい。
名入れしてプレゼントしてあげたら喜ばれること間違いなしです。



ナイフって何本あってもコレクションできるからアウトドア好きは絶対に嬉しいやつ!
Martins Knife(マーチンズナイフ)の欠点と注意点
マーチンズナイフの欠点と注意点も紹介します。
- ハンドルが濡れたり湿気ると膨張する
- バトニングなどの激しい作業はNG
- 商品ページのウッドカラーがわかりにくい



こちらもそれぞれ見ていきましょう!
ハンドルが濡れたり湿気ると膨張する


これはこういったウッドハンドルのフォールディングナイフの宿命ですが、ハンドルが濡れたり湿気を含むとウッドが膨張してブレードを出し入れしにくくなることがあります。
そのため、ハンドルが濡れないように気を付ける必要があるのと、湿気が多い日は普通に置いておいても使いにくくなる場合もあります。
これは乾燥すれば元に戻るので過度に気にする必要はありません。



オピネルにも全く同じデメリットがあるので、これは本当に宿命!
バトニングなどの激しい作業はNG


あえて特筆する必要もないですが、マーチンズナイフはフォールディングナイフなので、当然ながらバトニングなどの激しい作業はできません。
これでバトニングしたら速攻でナイフが壊れるでしょう。
こういったフォールディングナイフは調理用途やロープを切るなどの軽作業に使うナイフなので、お間違えなきよう。



大丈夫とは思うけど、念のため…ね!
商品ページのウッドカラーがわかりにくい
僕が各モデルのカラーを選ぶ際に実際に困ったのですが、Amazon等の商品ページのウッドカラーの違いが少しわかりにくいです。
例えば「カラスコ」や「ブビンガ」の同じカラー名でもモデルによって全然違って見えるんですよね。



改めて各モデルのカラーを見てみましょう!
以下がAmazonから抜粋したイメージです!
ELEGANCE


ECO


BRIGANTINA


「カラスコ」に注目してもらうとわかりやすいと思いますが、こんな感じでモデルによって雰囲気が結構違って見えます。
ご提供いただく際にメーカーさんにこのことを確認したところ、



カラスコは木目や色味の個体差が割とあるカラーで、ELEGANCEよりECOの写真が実物に近いです!
という回答とともに、下記の複数本のカラスコの実物写真を送ってくれました。


なるほど、確かに色味や木目の出かたに結構な個体差がありますね。
これは天然素材を使っている以上は仕方がないことでしょう。



選べるわけではないので、どれが届くかはお楽しみ!
ちなみに僕は最終的にこの3つのウッドカラーを選びました。


これらのウッドカラーはどれも想像通りの良い雰囲気で、特にオリーブは非常に滑らかで美しくて気に入りました。



カラーの色味がわかりにくいのはちょっと欠点だけど、実物はどれも良いカラーだったので心配ないかと思います!
【まとめ】Martins Knife(マーチンズナイフ)をレビュー


マーチンズナイフを詳しくレビューしました!
「キャンプで使う調理用ナイフが欲しいけどオピネルはみんなと被るから嫌。」
そんな人に最高の選択肢ですね。
好きなデザインを選んで名入れすれば、絶対に他人と被らない自分だけのナイフとして愛着を持って使うことができます。



マーチンズナイフが気になった方はぜひチェックしてみてください!
各モデル・各ウッドカラーの商品リンク
ELEGANCE
ECO
※「センダン」のウッドカラーは後日掲載します。
BRIGANTINA