2024年11月21日(木)20:00~11月27日(水)01:59
【イワタニ タフまるレビュー】キャンプでも結局カセットコンロが最強でした
アウトドア向きのタフなカセットコンロ、その名も「タフまる」を購入しました!
今までキャンプの熱源は基本的にシングルバーナーを使っていましたが、大きさを許容できるなら、結局はこういうカセットコンロが便利なことを実感した商品です。
もっと早く買っておけば良かったと思うほど気に入ったので、タフまるを詳しくレビューしていきます!
イワタニ「タフまる」の基本情報
メーカー | 岩谷産業 |
商品名 (型番) | カセットフー タフまる (CB-ODX-1) |
本体サイズ | 341×283×129(h)mm |
ケースサイズ | 376×341×136(h)mm |
重量 | 約2.4kg ケース込重量:約3.6kg |
耐荷重 | 20kg |
材質 | 本体:鋼板 トッププレート:ホーロー用鋼板 ごとく:ホーロー用鋼板(ホーロー加工) バーナー:鋼板(ステンレス) 器具せんつまみ:ABS樹脂 |
最大発熱量 | 3.3kW(2,800kcal/h) |
ガス消費量 | 約236g/h ※1 |
連続燃焼時間 | 約75分 ※2 |
点火方式 | 圧電点火方式 |
安全装置 | 圧力感知安全装置、他 |
容器着脱方式 | マグネット方式 |
使用ガス | イワタニカセットガス、イワタニカセットガスパワーゴールド |
使用できる鍋の大きさ | 鍋底の直径が24cm以下 (小さい鍋は鍋底が16cm以上) |
生産国 | 日本 |
参考価格 | ¥6,800(税込) |
※2 気温20-25℃のとき、強火連続燃焼にてカセットボンベを使い切るまでの実測値
「タフまる」は安心と信頼のイワタニ製品。
その名の通りタフなボディと防風性の高さを誇る、アウトドア向けに開発された最強のカセットコンロです。
なお、サイズが一回り小さい「タフまるJr.」も発売されています。
僕は大は小を兼ねる「タフまる」を購入しました!
また、イワタニは「風まるⅡ」という、これまたアウトドア向けのコンロも発売しています。
比較すると圧倒的に「タフまる」の方がおすすめです!
イワタニ「タフまる」の特徴と外観
アウトドアに最適な5つの特徴
タフまるはアウトドアに最適な5つの特徴があります。
- 持ち運びに便利な「専用ハードケース付き」
- 「ダブル風防ユニット」がすごい
- 炎が消えにくい「多孔式バーナー」
- 「耐荷重20kg」でダッチオーブンも余裕
- 頑強な「アルミダイキャスト製スタンド」
それぞれ簡単に説明していきます!
1.持ち運びに便利な「専用ハードケース付き」
タフまるは専用のハードケースが付属します。
頑丈な造りになっているので、これがあればアウトドアにもガシガシ持ち出せます。
オプションじゃなくて付属してるのが嬉しいですね!
2.「ダブル風防ユニット」がすごい
タフまるはアウトドアでも安定して使えるように防風性が高められています。
その秘訣がこの「ダブル風防ユニット」。
外風防と内風防の二重構造で風をシャットアウトできるうえに、燃焼用の空気の流れはしっかり確保できるという素晴らしい構造になっています。
イワタニの技術の高さが光ります!
3.炎が消えにくい「多孔式バーナー」
炎長が短い「多孔式バーナー」を搭載していて、ここでも風で炎が消えにくいようになっています。
多孔式はシングルバーナーでもよく採用される構造ですね。
ちなみに、家庭用のカセットコンロは通常このような「外炎式」と呼ばれる構造です。
自宅なら全く問題ないけど、外炎式はアウトドアだと風で火が消えやすい!
4.「耐荷重20kg」でダッチオーブンも余裕
耐荷重はなんと20kg。
大きくて重いダッチオーブンでも余裕で乗せられるのでアウトドア調理を思いっきり楽しめます。
5.頑強な「アルミダイキャスト製スタンド」
底部にはアルミダイキャスト製のスタンドを装備しています。
このおかげで耐荷重20kgを実現し、重い調理器具を乗せても安定して支えてくれます。
その他の外観
他にも細かい外観を見てみましょう。
サイドにはIwataniのプリントロゴ。
さりげないのでデザイン性も損ないません。
逆サイドには立体ロゴが入っています。
シンプルイズベストなツマミ部分。
ガス缶の着脱はマグネット方式なのでワンタッチで簡単に取り付け可能です。
あの面倒なレバーをガチャっとする必要がありません!
ここはちょっとダサいのが、ガス缶の蓋部分にデカデカと貼ってある注意書きシール。
気に入らないので剥がしてしまいましょう!
ドライヤーで温めながらやると比較的剥がしやすいです。
綺麗に剥がせました。
ちなみに、
こんな感じでステッカーチューンするのもタフまるの定番です。
僕はステッカー貼ると後悔しがちなので、とりあえずは貼ってません!笑
イワタニ「タフまる」のおすすめポイント
ここからは、僕がタフまるを実際に使って感じたおすすめポイントを紹介していきます。
無骨でカッコいい&ガシガシ使えるタフさ
まず、無骨なデザインがアウトドアにマッチして最高。
普通のカセットコンロだと生活感が出てしまいますが、タフまるならキャンプの雰囲気を壊すことなく使えます。
タフなボディのおかげで、アウトドアで気を使わずにガシガシ使えて超快適です。
さすがアウトドア専用コンロ!
風で炎が消えない安心感
キャンプにおいて風で炎が消えにくいのは安心感が違います。
調理中にいちいち風で火が消えたらイライラしますからね。
ちなみに、ちょっと防風性の実験をしてみました。
ポータブル扇風機を「強」にして風を送ってみましたが、横からの風は全く影響を受けませんでした。
さすがに斜め上から風を送ると火が流れましたが、多孔式バーナーの強みで火が消えることはありませんでした。
すごいぞタフまる!
カセットコンロは結局シングルバーナーより使いやすい
今回僕が一番伝えたいのはここ。
キャンプの熱源といえばシングルバーナーが定番ですよね。
でもタフまるを使ってみて、結局はシンプルなカセットコンロが便利ということに気づかされました。
- ツマミひとつで点火も火力調整もできる
- 安定感が抜群
- 鍋を乗せたままよそえる
1.ツマミひとつで点火も火力調整もできる
シングルバーナーは点火のためにライターが必要で面倒です。
点火装置があるタイプでも、火力調節ツマミとは別ですよね。
対して、ツマミひとつで点火も火力調節もできるタフまるはやっぱり便利です。
些細なことすぎない?
これがそんなことないんです!
バーナーの火はキャンプ中に何度も点けたり消したりするので、この些細な違いでも、積み重なると快適性に大きな差が生まれます。
ツマミ部分の目盛りで一目で火力調節できるのも便利です。
2.安定感が抜群
タフまるとシングルバーナーに10インチのダッチオーブンの乗せてみました。
見てわかる通り、タフまるは安定感が違います。
特にこうやって大きくて重い調理器具を乗せるときは信頼感が抜群です。
キャンプではバーナーを平らな場所に置けるとは限らないので、この安定感の差はなおさら大きいと言えるでしょう。
3.鍋を乗せたままよそえる
タフまるは安定感があるがゆえに、鍋を乗せたままお皿に料理をよそえるのも便利なポイントです。
シングルバーナーだと乗せた状態でよそうのはちょっと怖くて、別で鍋敷きが必要だったりしますからね。
積載に余裕がある車でのキャンプならタフまるが最強です!
専用ハードケースが超便利
次に、付属の専用ハード-ケースが超便利です。
車への積載もしやすいし、他の道具とぶつかって潰れる心配もありません。
さらには立てて収納できるので、自宅でも隙間にサッと保管しておけます。
分解して洗える
パッと見はダブル風防ユニットのせいで洗いにくそうですが、分解することが可能です。
まずはトッププレートごと外して、
裏の4ヶ所にあるストッパー金具を外せば、
五徳とプレートに分かれるので洗いやすくなります。
手間はかかるので「掃除が簡単」と言えるほどではないですが、分解できるおかげで綺麗に洗えます。
オプションが豊富
タフまるはオプションも豊富にあります。
純正オプションなのでタフまるの五徳にしっかりと固定できる優れもの。
キャンプで焼き肉、たこ焼き、想像するだけでワクワクしますね。笑
今度、オプション買って焼き肉キャンプしようと思います!
イワタニ「タフまる」は家で使うこともできる?
タフまるは自宅でも使えるの?
ここが気になる人も多いですよね!
ということで、自宅のテーブルにタフまるを置いてみました。
どうでしょう。全く違和感ないですよね。
9号の土鍋を乗せるとこんな感じ。
少し高さがありますが全然許容範囲です。
我が家は自宅用に同じくイワタニの「カセットフー達人スリム」を持っているので比較してみました。
当然ながら、自宅用と比べてしまうとタフまるはゴツいです。
高さを比べるとこんな感じ。
タフまるが高いというより達人スリムがスリムすぎる!笑
我が家は達人スリムがあるので自宅ではそっちを使うし、やっぱり使い分けるのが理想と言えば当然そうです。
でも家にカセットコンロが2つあっても普通に邪魔ですね。
なので結論として、タフまるひとつで自宅用とアウトドア用で兼用可能です。
逆に達人スリムだけで兼用はできる?
防風性が皆無なので自宅用コンロをアウトドアで使用するのはおすすめしません!風が弱ければ使えるけど運任せは良くないです。笑
イワタニ「タフまる」の欠点・注意点
大きくて重い
タフまるの欠点はやはり大きくて重いことです。
収納状態でシングルバーナーと比べると、サイズの違いは一目瞭然。
パッキングが制限される徒歩キャンプやツーリングでは、タフまるは論外です。
そういうときはシングルバーナーの出番ですね!
ただし先ほども言った通り、積載に余裕がある車でのキャンプならタフまるは最高です。
僕は車でしかキャンプに行かないので、もっと早くタフまるを買えば良かったと思ってます。
五徳の幅が広くて滑る
タフまるは五徳の幅が広く、小さいクッカーを乗せられません。
(商品説明では鍋底16cm以上に対応。)
シェラカップや小さいクッカーを乗せるとこの通り。
クッカーは一見ギリギリ乗っていますが、タフまるの五徳は滑りやすいという欠点もあり、この状態だと少し触ると滑り落ちます。
ただし、これらの欠点は解消可能です!
パール金属の「鉄製ミニ五徳」というアイテムを乗せると、
超シンデレラフィットで小さいクッカーも乗せられるようになります。
詳しくは下記の記事でも紹介しているので読んでみてください。
CB缶だから冬場は火が点きにくい
タフまるはCB缶仕様なので、気温が低いと火が点きにくいことがあります。
これはタフまるに限らずCB缶タイプの宿命ですね。
対策として、イワタニのカセットガスにはノーマルタイプよりも寒さに強い「パワーゴールド」があります。
僕は寒い時期のキャンプではパワーゴールドを使用しています!
【まとめ】イワタニ「タフまる」をレビュー!
イワタニの「タフまる」を詳しくレビューしました!
その名に恥じないタフな造りで、キャンプなどのアウトドアに最高のカセットコンロです。
- 車でキャンプに行って積載に余裕がある人
- ダッチオーブンやスキレットなど大きくて重い調理器具を使う人
- 自宅とアウトドアで兼用できるコンロが欲しい人
タフまるを使ってみて再認識したのは、シンプルなカセットコンロはやっぱり超使いやすいということ。
考えてみれば、使いやすいから自宅用としてもこのタイプが普及しているんですよね。
サイズさえ許容できれば、シングルバーナーよりも利便性は圧倒的に上です。
僕も本当に買って良かったので、気になってる人は手に入れちゃいましょう!