ベテランキャンパーなら知らない人はいないであろう「SOTO スライドガストーチ」。
ターボライターとチャッカマンの良いとこ取りをしたような商品で、キャンプにとにかく便利で活躍します。
キャンプするなら間違いなくマストアイテムです!
このSOTOのスライドガストーチの使い方やおすすめ理由について、詳しくレビューしていきます!
改良版が発売されました
SOTOスライドガストーチの基本情報
スペック
商品名 | スライドガストーチ ST-480 |
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ブランド名 | SOTO(新富士バーナー) |
サイズ | 幅35×奥行18×高さ110~185mm |
重量 | 55g |
火口径 | 直径14mm |
炎温度 | 1,300℃ |
炎サイズ | 直径3×15mm |
炎形状 | 極細集中炎 |
使用燃料 | 経済的なカセットガス、ライター用ガス |
燃焼時間 | 約15分 |
連続使用時間 | 30秒以内 |
価格 | 2,000円+税 |
スライドガストーチは新富士バーナーのアウトドアブランド「SOTO」の商品です。
最大7.5cmまで火口が伸縮するのが最大の特徴。
燃料が切れてもカセットガス(CB缶)で簡単に補充できるので、いつまでも使い続けられるのも魅力です。
僕が使っているのは旧型のAmazon限定モノトーンカラーです!
2020年12月に改良版が発売
2020年12月に改良した「ST-480C」が発売されました。
違いはチェーンつきの火口キャップが付いたことで、他に大きな違いは見当たりません。
外観・使い方
見た目はこんな感じ。
手のひらに収まるほどコンパクトなサイズです。
裏面には注意書きと使い方が書いてあります。
側部の凹凸のおかげで手に持った時に滑らない工夫がされています。
ラバーなどは付いていないもののグリップ感は非常に良いです。
そして最大の特徴は伸縮する火口。
最大7.5cmまで無段階で伸縮可能で、小刻みにクリック感があってその位置で固定されます。
もちろんどの長さの状態でも火がつきます。
プラスチックの火口つまみが付いているので、点火後は熱くなっている先端の金属部分に触れずに収納できます。
点火ボタン部分を火口側に押し込むとセーフティロックがかかります。
ロックしておけば荷物の中などで誤って火がつかないので安心です。
ロックを外して点火ボタンを押すとこんな感じで火がつきます。
ターボライターのような高火力で耐風性のある火がつくのでアウトドア向きです。
下部にガス調節つまみがあります。
+方向に回すと火が大きくなり、-方向に回すと火が小さくなります。
この小窓からガスの残量が見えるようになっています。
底部にガス注入口があり、燃料が切れたらこちらにカセットガス(CB缶)を刺してガスを補充します。
SOTOスライドガストーチのおすすめポイント
SOTOのSOTO スライドガストーチのおすすめポイントを簡単にいうと、
- チャッカマンのようなリーチの長さ
- ライターのようなコンパクトさ
- ターボライターのような安定した火力
これら全ての良いとこ取りをしていることです。
詳しく紹介していきます!
リーチが長くてライターよりも安全
最大のメリットは、やはり火口が伸びてリーチが長いことです。
キャンドルなどに着火するときは、ライターだと近くてやりにくいし火が手に近くて怖いですよね。
スライドガストーチを使えばリーチが長いので非常に火がつけやすいです。
これが本当に便利です!
コンパクトに収納できる
リーチが長いだけなら「チャッカマンでも良いじゃん」って話にもなりますが、
スライドガストーチにはチャッカマンにはないメリットがあります。
スライドガストーチは伸縮するおかげで使わないときはコンパクトに収納できます。
ライターと比較してもここまでコンパクトです。
コンパクトなおかげでキャンプ中も常にポケットに入れて身につけておけます。
キャンプではライターが必要なシーンがとても多く、必要なときにサッと取り出して使えるのでとても便利。
これがキャンパーにウケている大きな理由ですね!
ターボ状の炎で風が強くても点火する
炎温度1,300℃の強力耐風バーナーで、ターボライターのような炎が出ます。
風が吹いていても安定して火がつくので、アウトドアシーンでも安心して使えます。
こんな感じでチャッカマン、ライター、ターボライターの良いとこ取りをした理想のアイテムです!
ガスを充填すればいつまでも使える
スライドガストーチは燃料が切れてもガスを充填すればいつまでも使えます。
- カセットガス(CB缶)
- ライター用ガス
燃料の充填には家庭でもお馴染みの「カセットガス(CB缶)」が使えるので、急に燃料が切れてしまっても安心です。
充填方法は、底部のガス注入口にカセットガスの先端を押し込むだけなのでとても簡単です。
ちなみに別売りの「フィルアダプター」を使えばOD缶からもガスを充填することができます。
セーフティロック機構があって安心
「使い方」の項目でも説明した通り、セーフティロックをかけられます。
運搬時に荷物の中で誤って火がつく心配がありません。
小さな子供がいても安心ですね!
専用ケースもある
SOTOから豊富なカラーの純正ケースが発売されています。
スライドガストーチはみんな持っているので、一緒にキャンプに行った人と被って自分のがわからなくなることもよくあります。
そんなときもケースが付いていると一目瞭然ですね。
SOTO純正以外にも色々とあるので自分好みのものを探してみてください!
SOTOスライドガストーチの活躍シーン
実際のキャンプにおいて、どんなシーンでスライドガストーチが活躍するのか具体例を紹介します。
ランタンやキャンドルに火を灯す
まずランタンやキャンドルに火を灯すときに必ず使います。
僕はフュアーハンドランタンやルミエールランタンを愛用していて、いつもスライドガストーチで点火しています。
バーナーを点火する
点火装置が付いていないバーナーに点火するときにも使います。
ライターだと手が近くなって怖いので、リーチのあるスライドトーチは非常に便利です。
ちなみに点火装置が付いているバーナーでも調子が悪くて火がつかないことはよくあるので、保険としてスライドトーチを持っておいた方が確実です。
着火剤に点火する
焚火を始めるときの着火剤への点火にも役に立ちます。
着火剤の周りに細かくした薪をくべて、リーチの長いスライドガストーチで中心の着火剤に点火。
これはライターにはできない芸当です。
蚊取り線香に火を点ける
夏場は蚊取り線香の点火にも使えます。
蚊取り線香って数秒間火を当てていないとつかない場合も多いので、ターボ式で高火力の炎が活躍します。
花火に着火する
花火をするときもスライドガストーチがあると便利です。
リーチが長いので花火の噴射を手に浴びなくて済みます。
料理を炙る
料理を炙って焼き色を付ける、なんて使い方もできます。
とにかくキャンプの色んなシーンで活躍します!
SOTOスライドガストーチの欠点・注意点
火がすぐに消えない場合がある
火を長時間つけたときに起こりやすいのですが、スイッチを放してもすぐに火が消えない場合があります。
これは使用状況や残留ガスによる影響で、故障ではありません。
通常は少し経てば消えますが、なかなか火が消えない場合は焦らずに底面のガス調整つまみを-方向に回すことで火が消えます。
ガスの充填後に火のつきが悪くなる声が多い
ガスを充填したら火のつきが悪くなった!
こんなレビューをたまに見かけます。
少し調べたところ、スーパーに売ってるような格安のカセットガスだと燃料の質が悪くて火のつきが悪くなる場合があるようです。
僕はSOTOの純正ガス(パワーガス ST-760)を使っていて、今のところ火のつきが悪くなった経験はありません。
スライドガストーチの燃料充填には、この純正ガスを使うのが確実です。
【まとめ】SOTOスライドガストーチをレビュー
SOTOの「スライドガストーチ」について詳しくレビューしました!
- チャッカマンのようなリーチの長さ
- ライターのようなコンパクトさ
- ターボライターのような安定した火力
これらの良いとこ取りをしたとにかく便利なトーチです。
キャンプで活躍するシーンがとても多く、燃料の充填もカセットガスから簡単できるので、キャンパーなら絶対に持っておきたい必需品。
まだ持っていないならマストバイですよ!