最近のブームでキャンプをする人がかなり増えてきています。
それ自体はとても良いことなんですが、
初心者が増えたことでキャンプでのマナーをちゃんと知らない人も増えているという問題も。
キャンプ場で周りに迷惑をかけてしまったり、他人に注意されてトラブルになる、なんてことも多くなってるのも実情です。
そこで今回は、キャンプ初心者が絶対に知っておきたいキャンプマナー10選を紹介します。
【キャンプのマナー1】深夜は静かにする
深夜は静かにしましょう。
最近はとにかくこれを守れていない初心者キャンパーが多すぎるので、一番最初に持ってきました。
キャンプ場でのマナーとして、夜の22時以降は静かにしましょう。
この22時というのはあくまで目安で、キャンプ場ごとのルールによって21時とか22時以降は静かにしてくださいって書いてある場合も多いです。
キャンプ場に行くときは、そのキャンプ場のルールを必ず確認して守るようにしてください。
キャンプでうるさくしてしまうのは、やはりグループキャンプをしてる若い人に特に多いです。テンション上がって深夜に奇声を発したりとか、コールしながら飲みだしたりとか。
仲の良い友達とキャンプに来て楽しくなって騒いじゃう気持ちもわかりますが、そこは普段の飲み会のテンションとは線引きをして、キャンプらしい楽しみ方をしましょう。
あとは遅い時間にキャンプ場に来て設営を始めて、深夜にペグをカンカン打ち出す人もしますが、これも迷惑なのでやめましょう。
キャンプでは深夜は静かにしなくてはいけない理由としては、
キャンプ場には自分以外にも色んな人がキャンプを楽しみに来ていて、早寝早起きをして朝の気持ち良いキャンプを楽しみたい人もいることを忘れてはいけないからです。
自分が楽しいからといって騒いでしまって、こういう他の人に迷惑をかけるのはキャンパーとして失格です!
【キャンプのマナー2】消灯時間は守る
消灯時間は守りましょう。
さっきの深夜は静かにするの内容に近いですが、キャンプ場のルールではだいたい消灯時間も決まっています。
消灯時間を過ぎたらランタンとかの灯りを落として、周りで寝てる人の迷惑にならないようにしましょう。
消灯時間を過ぎても起きていたい場合でも、完全に灯りを消さずとも、深夜はできるだけ灯りを小さくするというのは忘れないでください。
夜はしっぽりやるのがキャンプの楽しみ方です!
【キャンプのマナー3】共有スペースを綺麗に使う
共有スペースは綺麗に使いましょう。
キャンプの共有スペースとは、洗い物をしたりする炊事場やトイレなど、みんなが使う場所のことです。
食べ残しを炊事場に流すのは絶対にNGです。
これはやってる人をかなり見ますが、絶対にやめましょう。
食べ残しを流すと炊事場が詰まって、次の人が炊事場を使えなくなります。
これに関しては以前に道志の森キャンプ場さんがTwitterで警鐘を鳴らしていたのを印象的に覚えてます。
1人使ってこれでは掃除も追いきれません。
次の人が使えるようにしましょう。 pic.twitter.com/Xq2UrP5WwO— 道志の森キャンプ場 (@doshinomori) August 9, 2019
これ本当にひどいですよね!
キャンプ場は綺麗に管理してくれている人がいて、そのおかげで楽しくキャンプをさせてもらえています。
その感謝を忘れずに、管理人さんが困ってしまうこういう自分勝手な使い方は絶対にしないでください。
キャンプ場で共有スペースを使う時は、次に使う人が気持ちよく使えることを意識して、綺麗に利用しましょう。
もちろん食べ物は食べきるのが一番良いですが、どうしても食材が残ってしまったら他のゴミと一緒にゴミ袋に捨てるようにしてください。
【キャンプのマナー4】ゴミの始末はちゃんとする
自分が出したゴミはちゃんと自分で捨てましょう。
本当に当たり前のことですが、絶対にゴミを放置しちゃダメです。
キャンプ場によって、ゴミ捨て場があったりゴミは持ち帰りのルールだったり様々です。
これも事前にキャンプ場のルールを確認しておくようにしましょう。
ゴミが捨てられるキャンプ場でも、もちろんゴミの分別はちゃんとしてください。
ゴミについてキャンプ初心者の方に特に伝えたいのは、
撤収するときに「自分が使った場所は来たときよりも綺麗にする」っていう意識を持つことです。
ゴミを放置したらキャンプ場がどんどんゴミ山になってしまって、いつかそこはキャンプができない場所になってしまいます。
この「来たときよりも綺麗にする」っていう意識をみんなが持っていれば、いつまでもキャンプを楽しめる環境が残っていって、みんな幸せです。
自分が出したゴミじゃなくても、見かけたら拾って捨てられたら最高のキャンパーです!
【キャンプのマナー5】自然を大切にする
自然を大切にしましょう。
さっきのゴミの話も一緒ですが、キャンプができる自然環境に感謝の気持ちを忘れてはいけません。
例えば生えてる木の枝を勝手に切って薪にしたり、自分のものにして使っちゃダメです。
ちなみに落ちてる木の枝でも、それを拾って牧にして良いかどうかはキャンプ場によってルールが違います。
落ちてる木を薪として使いたい場合は、ここもちゃんとルールを確認するようにしましょう。
あとは地面に直接薪をくべて焚き火をすることを「直火」っていうんですけど、この直火を禁止してるキャンプ場は非常に多いです。
これには地面の中にいる微生物が死んじゃって自然が死んじゃうからっていう理由があります。
この直火禁止のキャンプ場では、当然ながら直火をしちゃいけません。
直火OKのキャンプ場でも焚き火の跡がそのまま放置されてるのをよく見かけますが、これも絶対にダメな行為です。
こんなやつですね。
自分で使った直火跡はちゃんと崩して燃えカスは始末するようにしてください。
みんながこれを放置していたら、焚き火の跡だらけになっていつかまともにキャンプができない場所になっちゃいます。
自分の後始末は自分ですること!
【キャンプのマナー6】場所取りは譲り合う
場所取りは譲り合いましょう。
設営前に荷物とかシートを置いて良い場所を確保するっていうのはキャンプではよくある光景です。
そのときは自分が必要なスペース分だけを確保するようにして、より多くの人が良い場所で楽しくキャンプができるように配慮してください。
周りのキャンパーさんと敵対心むき出しで競うように場所取りをするよりも、譲り合って場所取りができるキャンパーの方が素敵ですよね。
素敵なキャンパーを目指しましょう!
【キャンプのマナー7】他の人と一定の距離を置いて設営する
すでに他の人が設営しててその近くに設営したい場合は、一定の距離を置いて設営するようにしましょう。
近過ぎると音も丸聞こえになっちゃうし、知らない人と必要以上に近いのは普通に嫌ですよね。
目安としては最低でも3mくらいは離した方が良いです。
これはあくまで目安なので、混雑具合とか状況によってはもっと近くなってしまっても仕方ない場合もありますが、比較的空いている状況なら3m以上離すっていうのは目安として覚えておいてください。
【キャンプのマナー8】他人の景観にも気を遣う
他人の景観に気を遣いましょう。
例えば有名なふもとっぱらキャンプ場を例に取ると、
ふもとっぱらキャンプ場の醍醐味は、なんといっても目の前にバーンと富士山が見えることです。
それなのに自分がテントを立てることによって、既に設営してる他のキャンパーさんの場所から富士山が見えなくなっちゃったとしたら、その人の楽しみが台無しになっちゃいますよね。
なので特にこういう景観が大切なキャンプ場では、他の人の景観にも気を遣って設営場所を決めるようにましょう。
これも混雑状況によってはある程度仕方ない場合もありますが、そういう場合でも「ここに設営しても良いですか?」みたいな感じで、他のキャンパーさんとコミュニケーションを取って、譲り合って、みんなが気持ちよくキャンプできるようにしましょう。
こういうコミュニケーションを取ってくれる人は実際に気持ちが良いです!
【キャンプのマナー9】音楽を流すときは周りの迷惑にならない音量で
音楽を流すときは周りにも気を遣いましょう。
自然の中で好きな音楽を聴きたい気持ちはわかりますが、そのジャンルの音楽が嫌いな人や、キャンプでは自然の音を楽しみたいっていう人もいます。
だからといって「音楽を流すな!」とは言いませんが、キャンプで好きな音楽を流すときは周りの迷惑にならないくらいの音量で楽しむようにしましょう。
僕もキャンプでは自然の音を聴いていたい派です!
【キャンプのマナー10】チェックイン・チェックアウトの時間を守る
チェックイン・チェックアウトの時間は守りましょう。
特に注意してもらいたいのはチェックアウトの時間です。
場所にもよりますが、キャンプ場のチェックアウトは午前10時とか早めの場所が多いです。
チェックアウト時間を守らないと次にその場所を使いたい人の迷惑になるので、時間は守るようにしてください。
特に初心者の方は、撤収は思ったよりも時間がかかるものです。
時間に余裕をもって撤収を始めてチェックアウト時間には出れるようにしましょう。
ちなみに追加料金を払えばレイトチェックアウトできるキャンプ場もあるので、もっとゆっくりしたい人は確認してみましょう。
僕はだいたいレイトチェックアウトしちゃいます…
【まとめ】絶対に知っておきたいキャンプのマナー10選
キャンプ初心者が絶対に知っておきたいキャンプマナーを10個紹介しました。
- 深夜は静かにする
- 消灯時間は守る
- 共有スペースを綺麗に使う
- ゴミの始末はちゃんとする
- 自然を大切にする
- 場所取りは譲り合う
- 他の人と一定の距離を置いて設営する
- 他人の景観にも気を遣う
- 音楽を流すときは周りの迷惑にならない音量で
- チェックイン・チェックアウトの時間を守る
みんながマナーを守ってキャンプをすることで、キャンプができる環境を維持できるようになって、いつまでもキャンプを楽しむことができます。
これからキャンプを始める人も、すでにキャンプデビューしてる人も、キャンプでのマナーを理解し気持ち良くキャンプができるようになってもらえたら嬉しいです。