2024年11月21日(木)20:00~11月27日(水)01:59
SOTO フュージョントレック SOD-330をレビュー!シングルバーナーはこれで間違いなし!
シングルバーナーって種類が多くて選ぶのに迷ってしまいますよね。
僕は以前はOD缶一体型のシングルバーナーを使っていましたが、思いたって分離型の「SOTO フュージョントレック SOD-330」に買い替えてみたら、これが本当に使いやすくてとても気に入りました。
分離型は一体型に比べて安定感が抜群です。
今回はこの「SOTO フュージョントレック SOD-330」をレビューします!
SOTO フュージョントレック SOD-330の基本情報
スペック
商品名 | マイクロレギュレーターストーブ FUSION Trek(フュージョントレック) SOD-330 |
---|---|
メーカー | SOTO(新富士バーナー) |
使用時サイズ | 幅430×奥行140×高さ100mm |
収納時サイズ | 幅110×奥行60×高さ100mm |
ゴトク径 | 160mm(外径) 62mm(内径) |
重量 | 182g |
発熱量 | 3.3kW(2,800kcal/h) |
使用時間 | 約1.5時間(SOD-725T 1本使用時) |
付属品 | 収納ポーチ |
価格 | 9,900円(税込) |
定番ブランド「SOTO」が発売しているOD缶分離型のシングルバーナー。
2020年3月に発売された比較的新しい商品です。OD缶分離型のシングルバーナーとしては最有力候補でしょう。
商品名がなんだか長ったらしいので、以下「フュージョントレック」と呼びます。
付属品・外観・使い方
僕はAmazonで購入しました。
価格は9,900円(税込)と決して安くないですが、日本製で信頼できるブランドなので安心です。
- バーナー本体
- 収納ポーチ
- 取扱説明書
付属品は収納ポーチと取扱説明書のみで、とてもシンプル。
折りたたみ時はここまでコンパクトです。
設置はとても簡単で3本の脚を開くだけ。
それぞれの脚は完全に開くとカチッとロックされるので、使ってるうちに脚が閉じて不安定になることもありません。
ホースをOD缶に接続するとこんな感じ。
火を点ける際は、まずホース先端のレバーを反時計回りに回します。
最初は少し遊びがあり、回していくと少しずつガスが出て火力調節できます。
点火装置がないので、点火にはスライドトーチなどが必要です。
サイズ感としては、定番の「スノーピーク アルミパーソナルクッカー」の大きい方の鍋を乗せるとこんな感じ。
収納ポーチはSOTOのロゴ入り。特に高級感はないですが必要十分という感じです。
収納ポーチは大きめで、かなり余裕をもってバーナー本体を収納できます。他の小物も多少は収納できる余地があります。
SOTO フュージョントレック SOD-330のおすすめポイント
マイクロレギュレーターと風防で安定した高火力
金色に輝くの部分がマイクロレギュレーターと呼ばれる機構になっていて、このおかげで火力が安定します。
SOTOの独自機構。
外気温の低下や連続使用時も安定したガス供給ができ、火力が落ちにくい。
個人的にこの金ピカがかっこよくて好きです!
また最大の特徴ともいえるのが、この「すり鉢状」のバーナーヘッド。
炎口の周りに少し高さがあることによって風防の代わりになり、風が吹いていても安定した火力を供給できます。
約300個の炎口から火足の短い炎が出る仕組みにもなっていて、耐風性能がより高まるように工夫されています。
粒立った小さな炎がたくさん出ているのがわかりますね。
また燃料はアウトドアでも安定したOD缶仕様なので、火力の安定感や環境への耐性に非常に優れたシングルバーナーといえます。
シングルバーナーは風が強かったり気温が低いと安定して火が点かないという問題がよくありますが、このフュージョントレックならよっぽどの状況じゃない限り安定して使うことができます!
本体の造りが良くガタつかない
火力が安定しているだけでなく、本体の安定感も非常に高いです。
SOTOは日本国内の自社工場での生産にこだわっているメーカー。
中華製の安価なシングルバーナーはガタつくことも多いですが、さすがは日本製という安心感があります。
全くガタつきがないし、全体としてとても精巧に作られているのが感じられます。触っていて非常に気持ち良い製品です。
3本の脚の底部は平らに加工されているので、安定感の向上に一役買っています。
大きい鍋も乗せられるゴトクの安定感
ゴトクは外形160mmと広く、大きい鍋でも安心して乗せられます。
画像のように大きくて重いスキレットでも安定感がありますね。
一体型のシングルバーナーだと重心が高く安定感に不安がありますが、分離型は重心が低くなるという点も安定感の高さに影響しています。
ちなみにゴトクにはギザギザが入っていて、乗せた鍋が滑りにくいという嬉しい工夫までされています。
分離型にしては軽量でコンパクト
本体重量はたったの182g。畳んだ状態だとここまでコンパクトになります。
スペック値182gで計ってもきっちり182g。日本製ってすごいですね。
分離型のシングルバーナーは少し重くてかさばる製品が多いですが、このフュージョントレックは非常に軽量コンパクトな部類に入ります。
荷物をできるだけコンパクトにまとめたいキャンプでは大きなメリットですね!
ほぼ全てのキャンパーにおすすめできる逸品
そんな感じでとにかくメリットが多いシングルバーナーなので、ほぼ全てのキャンパーにおすすめできます。
登山やバックパックキャンプなど、荷物を極限まで軽量コンパクトにしたい場合は一体型も良いかもしれません。
でもオートキャンプなど道具のサイズにそこまでシビアにならなくていい普通のキャンプの場合は、このフュージョントレックは絶対に選んで間違いないシングルバーナーです。
僕も一体型からこの分離型に買い替えて本当に正解だったと思います!
SOTO フュージョントレック SOD-330の欠点
点火装置は付いていない
フュージョントレックには点火装置が付いていないので、着火する際はスライドトーチなどを使う必要があります。
ただし僕は以前は点火装置付きの「PRIMUS P-153」を使っていましたが、そこからこの「SOTO フュージョントレック」に乗り換えた経験からすると、点火装置はなくても特に不便に感じません。
もちろん点火装置はあったら便利ですが、キャンプの際はSOTOのスライドトーチを必ず身につけているので、それを使って点火するワンアクションくらいは面倒じゃないです。
キャンプではスライドトーチを持ってると何かと便利なので必須アイテムです!
一体型に比べるとやや大きい
おすすめポイントで「分離型にしては軽量コンパクト」と書きましたが、一体型と比べるとやはり少しかさばります。
これは欠点というほどの欠点ではないですが、強いて言うならって感じです。
こちらが一体型「PRIMUS P-153」との収納サイズの比較です。
登山など道具の重量やサイズにシビアになる必要がある場合は、よりコンパクトな一体型も有力な選択肢です。
でもそうじゃなければフュージョントレックも十分に軽量コンパクトなので、荷物と感じることはありません。
【まとめ】SOTO フュージョントレック SOD-330のレビュー
SOTOのOD缶分離型シングルバーナー「フュージョントレック SOD-330」を詳しくレビューしました。
- SOTO独自のマイクロレギュレーターで火力が安定
- すり鉢状のバーナーヘッドで耐風性能が高い
- 日本製で品質が高く、ガタつきもなく安定感抜群
- 分離型としては軽量コンパクト
非常に満足度が高く、どんなキャンパーにもおすすめできるシングルバーナーです。
僕は一体型からこちらの分離型に乗り換えましたが、本当に買って良かったと思います。
シングルバーナー選びに迷っていたら間違いなくおすすめです!