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ムササビウイングのパイピングを黒く染めてみた!【タープの縁の色を変える】
キャンプサイトって統一感を出してオシャレにしたいですよね。
僕は「ウッド×ブラック×アイアン」をテーマにキャンプをしてるのですが、ソロキャンプで愛用しているタープ「ムササビウイング」に、どうしても気に入らないポイントがありました。
タープのパイピング(ふち)の赤い部分をブラックに変えたい!
ムササビウイングっはこんな感じのタープです。
すごくお気に入りのタープなのですが、パイピングのレッドだけが気に入りません。
なのでブラックに染めちゃおう!
調べても誰もやったことがなさそうなので、世界初のチャレンジとして自分で染め方を考えてやってみました。
ムササビウイングに限らず「タープとかの布の色を一部だけ変えたい!」って時に役立つと思うので、ぜひ参考にしてください。
タープのパイピングを染めるために準備するもの
まずはこれらの道具を準備しましょう。
- ムササビウイング13ft.TC焚き火ver
- 5.4m×5.4mのグランドシート
- ジーンズ染めQブラック 10本
- マスキングテープ
- マスカー
- ゴム手袋
- はさみ
- 雑巾
ひとつひとつ説明するよ!
ムササビウイング13ft.TC焚き火ver
まずは染めるタープがないと始まりません。
ムササビウイングは僕も超愛用してるタープ。とてもおすすめです。
5.4m×5.4mのグランドシート
スプレーで地面を汚さないために必ずグランドシートを敷きましょう。
ムササビウイングは約3.9m×3.8mなので、5.4m×5.4mのグランドシートが必要。
かなり大きくてちょっと高いけど、持ってるとDIYやらでなにかと便利に使えます。
ジーンズ染めQブラック 10本
こいつで染めていきます。
通常の染めQよりもジーンズ染めQの方が布に適してるようなので、こちらを使いました。
ジーンズ染めQは70mlタイプしか売ってなくて、ムササビウイングを綺麗に染めるためには10本くらいあった方が良いです。(結構お金かかります。泣)
マスキングテープ
タープの余計な部分まで黒く染まらないようにマスキングします。
25mが1本だとかなりギリギリなので、僕は2本用意しました。。
マスカー
マスキングテープの上から貼って、さらに防御面を広げるために使います。
25mのものを1本でちょうど使い切りました。不安だったら2本準備しても良いかも。
ゴム手袋
確実に手が汚れるので手袋をしましょう。
こういうゴム手袋は普段の料理や掃除にも使えるから、家庭に常備しておくと非常に便利です。
はさみ
マスカーをカットするために必要。切れれば何でもOK。
雑巾
グランドシートに溜まったスプレーが裏からタープに付かないように使います。
タープのパイピングを染める手順
続いてはタープを染める手順の紹介です。
- グランドシートを広げる
- その上にムササビウイングを広げる
- パイピングの内側に丁寧にマスキングテープを貼る
- マスキングテープの上からマスカーを貼る
- 染めQをスプレーして染めていく
- 1回染めたら5分くらい置いて5度塗り
- 全体を1時間くらい乾かす
- ムササビを裏返して裏面も3〜7の工程を行う
作業は近所の公園とか広い場所でやりましょう!
作業手順もひとつひとつ解説していきます!
1.グランドシートを広げる
まずはグランドシートをババッと広げます。
2.その上にムササビウイングを広げる
グランドシートの上にムササビウイングを広げます。
3.パイピングの内側に丁寧にマスキングテープを貼る
パイピングの内側まで黒くならないように、綺麗にマスキングしましょう。
ムササビウイングの縁は緩やかにカーブを描いているので、テープをある程度の長さで切りながらカーブに沿って綺麗にマスキングしましょう。
とにかくここが一番めんどくさくてしんどい作業です。
でも、出来栄えはこのマスキングの綺麗さにかかってると言っても過言ではありません。
タープの角の段差も綺麗にマスキングしましょう。
4.マスキングテープの上からマスカーを貼る
マスキングテープの上からマスカーを貼って、さらにマスク部分を広げます。
マスカーは大雑把にビーッと貼れば大丈夫なので簡単です。
注意点としては、マスカーのスカートを広げ過ぎると風が吹いたときにめくれあがって大変なことになります。
最悪スプレーした場所について汚れちゃうので、スカートは少しだけ広げてヒラヒラしないようにマスキングテープで留めましょう。
こんな感じで全体にマスカーを貼って完了です。
5.染めQをスプレーして染めていく
いよいよ染めQスプレーを振っていきます。
スプレー自体もこまめに振りながら、ムラにならないように左右に動かしながらスプレーしましょう。
6.1回染めたら5分くらい置いて5度塗り
1回スプレーしただけだと全然黒くなりません。何度も重ね塗りしていくことが重要です。
やってみた感覚としてはこんな感じで色が変化していきます。
- 1度塗り:まだまだ赤みが残っている
- 2度塗り:まだ赤みが残っている
- 3度塗り:サツマイモみたいな色に(この色も悪くない)
- 4度塗り:ダークブラウン
- 5度塗り:かなり深めのダークブラウン(かなり良い色)
もっとやれば黒くなるのかもしれませんが、僕はここまでにしました。
7.全体を1時間くらい乾かす
スプレーをしたらしっかりと乾かしましょう。
気温にもよると思いますが1時間くらい乾かせばOKでしょう。
8.ムササビを裏返して裏面も3〜7の工程を行う
ここまででもかなり大変なのですが、なんとタープの裏面も同じ作業をしなくてはいけません。笑
気合を入れ直してがんばりましょう。
完成!パイピングを黒染めしたムササビウイングがこちら!
そんなこんなで頑張ってスプレーして完成したムササビウイングがこちらです!
どうでしょうか!
元が鮮やかな赤だから完全なブラックにはならなかったけど、濃いめのダークブラウンでめっちゃ良い感じになりました。
これはこれで良いというか、むしろこの色の方が好きかもしれません!
より変化がわかりやすいビフォーアフターはこんな感じ。
実際にキャンプで張ってみた
そしてそして、このブラックモディファイムササビウイングを実際にキャンプで張ってみた写真がこちら!
カ、カッコよすぎーーー!
遠目で見たらほぼブラックですね。
ここに世界に1つだけのムササビウイングが誕生しました。
※ちなみにポールもDIYでマットブラックに塗装しました。色が統一されたことで全体がシュッとして美しいです。
他の写真もいくつか載せておきます。
横から
先端
TULSATIMEのロゴ
少しムラもあるけどそこまで気にならない。
【まとめ&裏話】タープのパイピングを染めてみた
ムササビウイングが綺麗に染まってなによりなのですが、とにかく大変でした。笑
午前11時くらいから始めて、終わったのはなんと17時半。
あとスプレー代だけで1万円くらいかかってます。笑
もう一回やれって言われたらちょっと躊躇します。
中途半端な覚悟でやるのはおすすめしません!笑
ちなみに最大の注意点は、近所の公園で作業すると小学生たちにめっちゃ絡まれます。
後半の3時間くらいは小学生2人が僕のシートの周りをずっとグルグル走り回ってました。
軽く相手をしてあげながらも作業を進めるという謎のマルチタスク状態。
なにしてるの〜?
布の色を変えてるんだよ!
え〜、それ意味あるの〜?
・・・
その後、「明日天気になーれ」してた男の子のスニーカーが高い柵の向こうに飛んじゃって取りに行かされました。笑
なにはともあれ、ムササビウイングが良い感じに染まって良かった。
よかったらぜひチャレンジしてみてください!