「タフまる」と「タフまるJr.(ジュニア)」ってどちらを選ぶか迷いますよね。
僕もキャンプで使いたくて同じように迷って検討した結果、「タフまる」の方を購入して大満足しています。
この記事では、「タフまる」と「タフまるJr.」を比較しながら、その違いの説明や、僕が「タフまる」をおすすめする理由について紹介していきます!
なお、イワタニは「風まるⅡ」という、これまたアウトドア向けのコンロも発売しています。
風まるとの比較記事も書いているので、あわせてご覧ください!
「タフまる」と「タフまるJr.」の基本スペックを比較
まずは2つの基本スペックを比較してみましょう。
タフまる | タフまるJr. | |
---|---|---|
本体サイズ | 341×283×129(h)mm | 286×192.5×122(h)mm |
ケースサイズ | 376×341×136(h)mm | 320×252×135(h)mm |
重量 | 約2.4kg ケース込重量:約3.6kg | 約1.6kg ケース込重量:約2.5kg |
耐荷重 | 20kg | 10kg |
最大発熱量 | 3.3kW(2,800kcal/h) | 2.3kW(2,000kcal/h) |
ガス消費量 ※1 | 約236g/h | 約169g/h |
連続燃焼時間 ※2 | 約75分 | 約102分 (カセットガスジュニア使用時:約45分) |
使用できる鍋の大きさ | 鍋底の直径が24cm以下 (小さい鍋は鍋底が16cm以上) | 鍋底の直径が20cm以下 (小さい鍋は鍋底が11cm以上) |
カラー | ブラック/オリーブ | ブラック/オリーブ |
参考価格 ※3 | ¥6,980(税込) | ¥8,000(税込) |
※2 気温20-25℃のとき、強火連続燃焼にてカセットボンベを使い切るまでの実測値
※3 執筆時点(2021.11.27)でのイワタニアイコレクトAmazon出品の価格
スペック全体として、その名の通り「タフまるJr.」は「タフまる」の子供みたいな存在です。
サイズ・重量・発熱量など、全てにおいてタフまるをコンパクトにしたスペックになっています。
小さい代わりにガス消費量が減ったおかげで、連続燃焼時間はJr.が長いですね!
また、タフまるシリーズの特徴でもある以下のポイントはどちらも共通しています。
- ダブル風防ユニット
- 多孔式バーナー
- アルミダイキャスト製スタンド
- 専用キャリングケース付属
※POINT4となる「耐荷重」は異なるのでここでは省いています。後述します。
どちらもアウトドア用コンロとして優れた基本性能は同じってこと!
「タフまる」と「タフまるJr.」の大きな違いを比較
では、比較検討するに当たって重要になる違いを見ていきましょう。
カラーラインナップは同じ
まずカラーについて。
従来は「タフまる」はブラック、「タフまるJr.」はオリーブしかなく、使い勝手ではなく好みのカラーで選ぶ人も多かったです。
しかし、2021年10月に両製品とも2カラーのラインナップになりました。
タフまるのカラー
タフまるJr.のカラー
カラーが増えるなんてタフまるシリーズが人気な証拠!
そのため、どちらを買うかは純粋な使い勝手で選ぶことになったので、余計に迷うことになったかもしれませんね。笑
その使い勝手的な部分を比較していきましょう。
サイズが違う
言わずもがな、最大の違いとしてサイズが大きく異なります。
比較すると「タフまるJr.」は「タフまる」の2回りくらい小さい感じ。
省スペースという点では、小さい「タフまるJr.」に抜群のメリットがあります。
ただし後述するように、使える鍋の大きさや耐荷重という点では大きい「タフまる」の方が優れます。
「タフまるJr.」はガス缶がはみ出る
次に、僕が比較するうえでかなり重要だった違いですが、
「タフまるJr.」はそのコンパクトさゆえに普通のガス缶がはみ出します。
蓋はちゃんと閉まりますが、ガス缶が出っ張った不格好な状態で使うことになるのは微妙な感じ。
これを解消するために小さいサイズの「カセットガスジュニア」も一応あるのですが、
- 燃焼時間が短い(タフまるJr.で45分)
- 通常サイズよりかなり割高
- 通常サイズの方が使い回しが効く
こんな理由で積極的に使いたいと思えないんです…
なお、「タフまる」の方は通常サイズのガス缶がピッタリ装着できます。
使える鍋の大きさが違う
このように、上に乗せられる鍋のサイズにも違いがあります。
公式にも書いてありますが「タフまるJr.」に乗せられるは8インチのダッチオーブンまで。
グルキャンで使いやすいサイズの、10インチのダッチオーブンは「タフまる」じゃないと乗らないので注意しましょう。
なお、タフまるシリーズは五徳幅が広めなので使える鍋底のサイズにも下限があります。
ただしこれについては、
パール金属の「鉄製ミニ五徳」があれば小さいクッカーやケトルでも使えるようになります。
これはタフまるユーザー必須アイテムです!
耐荷重が違う
耐荷重は2倍の違いがあります。
基本的に「タフまるJr.」の10kgでも充分かもしれませんが、アウトドア用途においては耐荷重が大きいに越したことはありません。
対応するオプションの数が違う
対応しているオプションの数も違います。
「タフまる」は豊富なオプションに対応していて幅広いアウトドア調理を楽しめます。
特に焼肉プレートは人気のオプションです!
対して「タフまるJr.」は上記2つのオプションにしか対応していません。
アウトドア料理の幅を広げたいなら重要な違いになってくるでしょう。
基本的に「タフまるJr.」より「タフまる」がおすすめ!
さて、色んな観点から比較してきましたが、
結論として僕は「タフまる」を断然おすすめします。
- 大は小を兼ねる
- 「タフまるJr.」ならシングルバーナーで良いと思う
- 「タフまる」は自宅でも使える
それぞれ説明します!
大は小を兼ねる
タフまるシリーズを検討している方は、ダッチオーブンやスキレットなど大きい調理器具を使用することも多いはず。
そうなると、やはり大は小を兼ねるので「タフまる」の方が安心して使えます。
特に「タフまるJr.」だと8インチのダッチオーブンまでしか使えないというのは致命的。
僕が元から10インチダッチを持っているというのもありますが、
今は持っていない方でも、今後大きいダッチやスキレットが欲しくなった際に無駄な制約が生まれてしまいます。
また、「タフまる」はソロでも大きすぎないしグループでは超使いやすいです。
色んなキャンプスタイルに対応できるという点でも、やはり「タフまる」の方がおすすめです。
僕も愛用しているので、ぜひ下記のレビュー記事もぜひご覧ください!
「タフまるJr.」ならシングルバーナーで良いと思う
もちろん「タフまるJr.」のコンパクトさは魅力的です。
でも、シングルバーナーに比べたら結局どちらも大きいことには変わりありません。
「タフまる」だと大きすぎるコンパクトなサイトレイアウトなら、「タフまるJr.」よりもシングルバーナーの方がスッキリして良いと思います。
車の積載的にも「タフまるJr.」ならいけるけど「タフまる」だと無理ってシーンは、まずないですよね。
サイズ感を気にして「タフまるJr.」を選ぶならシングルバーナーで良いんじゃないかっていうのが僕の意見です!
「タフまる」は自宅でも使える
「タフまる」は自宅用のカセットコンロとしても使えます。
アウトドア向きでタフな造りなので若干の高さはありますが、問題ありません。
対して「タフまるJr.」は家族用の大きい土鍋は乗せられないので、自宅ではほぼ使えないです。
タフまる1台あれば自宅もキャンプもOK!
ソロ~デュオキャンプしかしないなら「タフまるJr.」もあり
ただ、「タフまるJr.」も人気で良い商品なことは間違いありません。
- ソロ~デュオキャンプしかしなくて8インチ以下のダッチやスキレットしか絶対に使わない
そんな場合は「タフまるJr.」の方が過不足ないジャストサイズで使えでしょう。
まとめ
「タフまる」と「タフまるJr.」を詳しく比較してどちらがおすすめかを紹介しました!
- タフまるがおすすめな人
-
- 大は小を兼ねるから基本的に誰にでもおすすめ!
- ソロ~グループ、色んな人数でキャンプする方
- 9インチ以上のダッチオーブンやスキレットを使う方
- 今は持ってないけど今後上記の調理器具を買う可能性がある方
- タフまるJr.がおすすめな人
-
- ソロ~デュオキャンプしかしない方
- 8インチ以下のダッチオーブンやスキレットしか絶対に使わない方
どちらも人気商品ですが、基本的にはやはり「タフまる」の方がおすすめです。
キャンプであると本当に便利なコンロなので、気になってる方はぜひ購入をおすすめします!
一度使うと、その便利さから手放せなくなりますよ!