キャンプ料理の定番といえばBBQですが、実は今までキャンプでBBQをしたことがなかった我が家。
キャンプで炭火BBQがしたい!
ふとそんな願望が沸いてきて、バーベキューコンロを探すことに。
最初は定番のコールマンのクールスパイダーステンレスグリルや、本格派のWeber(ウェーバー)なども検討しましたが、
- 主にデュオキャンプで使いやすいサイズ
- タープ下で座ってのんびりやりたいから卓上コンロが良い
- 頻繁に使うわけじゃないからコンパクトに収納したい
- おしゃれなデザインが良い
こんなわがままな条件で探した結果、理想にかなり近い卓上コンロを見つけました。
それがユニフレームのユニセラTG-Ⅲです。
早速購入してデュオキャンプでBBQをしてきたので、実際の使用感を詳しくレビューしていきます!
もちろんデメリットもありますが、卓上コンロとして間違いない選択だったと思います!
ユニセラTG-Ⅲの基本スペック
使用サイズ | 約31.5×25×19(高さ)cm |
収納サイズ | 約31.5×16.5×8.5(厚さ)cm |
材質 | 本体:ステンレス鋼+特殊セラミック 脚・ワイヤー網・ロストル・灰受け:ステンレス鋼 スタンドゴム:エラストマー樹脂 |
重量 | 約3.1kg |
参考価格 | ¥13,000(税込) |
ユニセラTG-Ⅲは遠赤外線効果で食材を美味しく焼けるのが売りの卓上バーベキューコンロ。
安心と信頼のユニフレームの製品で、ユニセラTG-Ⅲという商品名からもわかる通り3代目となるロングセラー商品です。
3.1kgとやや重量はありますが、コンパクトに収納できて持ち運びや自宅での保管も場所を取らないのが便利です。
ユニセラTG-Ⅲの組み立て方
パッケージと内容物
ユニセラTG-Ⅲはこんなパッケージに入っています。
「日本製」の文字はいつ見ても安心感がありますね。
内容物はこちら。
- 本体
- 焼網
- 側壁パネル×2
- ロストル
- 灰受け
- スタンドゴム×4
- 取扱説明書(保証書)、チラシ
組み立て方
ユニセラTG-Ⅲの組み立て方を説明します。
本体をV字に開いて側壁パネルを取り付けます。
横からカチャっと嵌めるイメージです。
反対側の側壁パネルも取り付けます。
本体のスタンドを開きます。
スタンドは側壁パネルのハンドルにぶつかることでしっかり固定されます。
側壁パネルの下からロストルを差し込むようにセットします。
ロストルの下に灰受けも差し込むようにセットします。
焼網を乗せれば組み立ては完了です。
最初は少し戸惑いましたが、慣れれば簡単に組み立てられます!
ちなみに焼網は上下を変えることで遠火と近火を使い分けられて、火力の調節ができます。
使いこなせれば便利な機能だと思いますが、僕の場合は常に近火にしてた方が使いやすかったです。
これは多分、ただの僕のBBQスキルの問題!笑
ユニセラTG-Ⅲの凄いところ
ユニセラTG-Ⅲの機能性としてすごいところを紹介します。
- 3層構造のセラミックパネル
- 考え抜かれたV字形状
- 金属部分はオールステンレス
- 丸洗いが可能
- オプションが豊富で1台でたくさん楽しめる
3層構造のセラミックパネル
ユニセラTG-Ⅲのメインパネルはこのような3層構造になっていて、
- セラミックパネルの遠赤外線効果で食材を美味しく焼ける
- 断熱空気層による高い断熱性でテーブルにも置ける
- ステンレスボディにより清潔で丈夫かつ洗いやすい
このようなメリットを発揮します。
めちゃくちゃ合理的な構造で、こういうのを設計できるユニフレームってやっぱりすごいブランドだよね…!
考え抜かれたV字形状
さらに本体のV字形状も考え抜かれた構造になっています。
このV字形状のおかげで、
- V字構造自体に煙突効果があるから火起こし器不要
- V字のセラミックパネルが効率よく熱を反射するから少量の炭でOK
炭火を起こすためには、本来は下記のような煙突効果がある火起こし器を使った方が便利ですが、
ユニセラTG-Ⅲは本体構造に煙突効果があるので、こういった火起こし器が不要です。
本当に何から何まで合理的な構造すぎる…!
金属部分はオールステンレス
また、金属部分は焼網も含めてオールステンレスなので、
- 汚れが落ちやすくて洗いやすい
- 丈夫なうえに錆びない
- 焼き網も繰り返し使える
こんなメリットまであります。本当に至れり尽くせり。
丸洗いが可能
そして本体のステンレス部分はもちろん、セラミックパネルも含めて全体が洗剤を付けて丸洗い可能です。
V字の本体形状は洗いにくそうに思うかもしれませんが、ピンを外せば本体は2つに分離するので洗いやすさもバッチリです。
バーベキューコンロなのでさすがに「洗うのが楽!」とは言えず、洗うのはぶっちゃけ面倒です。
ただ、これはユニセラに限らずバーベキューコンロは全部面倒なので宿命ですね。
ユニセラは分離できて家庭のシンクでも洗えるので、清潔に保ちやすいのが大きなメリットです!
オプションが豊富で1台でたくさん楽しめる
ユニセラTG-Ⅲは単体でも充分に楽しめますが、オプションが豊富にあって、オプションがあればBBQ以外にもキャンプ料理の幅を広げられます。
オプションは後ほど詳しく紹介します!
ユニセラTG-Ⅲのメリットをレビュー
ユニセラTG-Ⅲを実際に使って感じたメリットを紹介します。
- 火起こしが簡単
- テーブルに置けるのが便利すぎる
- コンパクトに収納できる
- シンプルなデザイン
それぞれ詳しく見ていきましょう!
火起こしが簡単
ユニセラTG-Ⅲは火起こしが簡単です。
これは実際に火起こしのやり方を見せるのが早いですね。
ちなみに炭はD2で買った木炭を使いました。
炭の消費量としては、デュオキャンプで夕方から夜までBBQして3kgのうち半分弱を使った感じです。
まずはロストルに炭を乗せます。
次に灰受けに着火剤を乗せます。
推奨は同じユニフレームの「森の着火剤」で、これが4つ乗ります。
着火剤に火を点けたら灰受けを本体に差し込んで、あとは放置すれば煙突効果で炭火を起こせます。
ある程度火が点いたら、炭火を裏返して焼網を乗せればスタンバイ完了です。
放置で炭を起こせるのはめっちゃ快適!
テーブルに置けるのが便利すぎる
そしてなんと言っても、ユニセラはテーブルに置けるのが超便利です。
僕がユニセラを選んだ最大の理由がこれで、タープの下で座りながらまったりとBBQをしたかったんですよね。
ユニセラは小型なうえに断熱性も高いので、ウッドテーブルの上に置いてもテーブルを焦がすことなく使えます。
僕は念のため持っていた焚き火テーブルの上でやりましたが、耐熱テーブルがなくても大丈夫です!
大勢でワイワイやるときはコールマンのクールスパイダーステンレスグリルのようなスタンド型のBBQコンロも良いですが、デュオキャンプとかでしっぽりやるときは、こういう卓上コンロが便利ですね。
そして、ただ単に「卓上コンロ」というだけなら他にも選択肢がありますが、僕がユニセラを選んだ理由は次の2つが大きいです。
コンパクトに収納できる
ユニセラTG-Ⅲは分解してここまでコンパクトに収納できます。
バーベキューコンロって、スタンドタイプはコンロ部分と脚を分離させられるくらいだったり、卓上コンロでも使用サイズ≒収納サイズでコンパクトにならない物も多いんですよね。
BBQはたまにしかやらないから、自宅での保管もできるだけ場所を取りたくない!
そんなニーズがあった僕にとって、焼面もある程度広くてここまでコンパクトにできるユニセラは本当に最高の選択肢でした。
シンプルなデザイン
あとはキャンプサイトの統一感も大切にしている僕にとって、ユニセラのこのシンプルなデザインも最高です。
バーベキューコンロはなぜか赤とか緑とか主張の強いカラーの商品も多いなか、オールステンレスのシンプルなデザインのユニセラに惹かれました。
見た目がシンプルな道具って良いよね。
ユニセラTG-Ⅲのデメリットをレビュー
ユニセラTG-Ⅲを実際に使って感じたデメリットも紹介します。
- 炭の継ぎ足しがしにくい
- 快適に使える人数は2人、4人でギリ
- 収納ケースが別売り
これもそれぞれ詳しく見ていきましょう!
炭の継ぎ足しがしにくい
食材を乗せてる間に火力が弱まって炭を足したいなと思っても、網を遠火の状態にしても隙間が狭いので炭を投入することができません。
炭を足すためには毎回網を降ろす必要があるので、食材も取り除いてからじゃないと難しいです。
ここが少し不便に感じましたが、この辺りはバーベキューコンロはほとんどがそうだと思うので、まぁ仕方ないところでしょう。
ちなみに、この「ウィング網」というオプションを買えば、左右が跳ね上がるようになっているのでこの欠点を解消できます。
快適に使える人数は2人、4人でギリ
ユニセラのパッケージには「4~5人用」と書いてあります。
これはメーカーの言い分としては「大手焼き肉チェーン店で使用されている焼網とほぼ同じサイズだから」とのことですが、実際に使った感想としてはちょっと怪しいところです。
ユニセラは何人用?
もしこう聞かれたら、
- 余裕をもって快適に使えるのは2人
- ガンガン焼いても4人くらいが限界
- 5人以上はちょっとキツそう
こんなイメージですね。
焼肉店では七輪の炭火が常に最適な状態で管理されているため、大人数でもノンストップで焼き続けられるので満足できます。
でも自前のBBQとなると炭の管理に手間取ったりするので、火力が落ちてしばらく焼けない時間も発生しがちです。
そうなると、ユニセラのサイズだと4~5人向けとは言いにくくて、2人なら最適、4人はギリいけるという感覚でいた方が失敗がないと思います。
収納ケースが別売り
ユニセラの収納ケースは別売りになっています。
これが定価1,200円(税込)なのですが、結構ペラペラでぶっちゃけチープな作りです。
ユニセラ本体は13,000円(税込)と決して安くない商品なので、この程度の収納ケースであれば付属させて欲しかったと思うのは僕だけじゃないはず。
いくつかデメリットも上げましたが、ロングセラーだけあって総じて良い商品ですよ!
ユニセラTG-Ⅲのオプション一覧
ここからはユニセラTG-Ⅲの豊富なオプションをそれぞれ紹介します。
ちなみに、僕はとりあえず収納ケースしか買ってません!
ユニセラケース
参考価格:¥1,200(税込)
先ほど紹介したケース。
ユニセラ本体とちょっとしたオプションならまとめて収納可能。
ユニセラBOX
参考価格:¥4,200(税込)
ユニセラケースより大きくて作りもしっかりした収納ケース。
オプションをたくさん収納したい場合はこれが便利。
ウェ~ブ焼網ハンドル
参考価格:¥1,100(税込)
焼網を持ち上げるために必要なハンドル。
僕はoka-d-art黒皮鉄板用のハンドルを持ってるのでそれで代用しましたが、ユニセラにはこのくらい長い方が使いやすく感じたので購入を検討中。
ユニセラトング
参考価格:¥1,300(税込)
参考価格:¥2,200(税込)
テーブルに置いても地面に先端が付かない超便利な設計のトング。
通常タイプのシルバーとフッ素加工のブラックがあります。
トングはBBQには必須アイテム。
ちなみに僕は似た商品のスノピークのピッツを持っているので買いませんでしたが、持ってないならユニセラトングかピッツのどちらかはマストで持っておくことをおすすめします。
ツインスキュアー270
参考価格:¥2,200(税込)
BBQ用の串。
雰囲気が出て楽しそうだし、片面ウッドのハンドルがおしゃれ。
ユニセラサイドトレー
参考価格:¥2,200(税込)
ユニセラに装着して調味料置きなどとして使えるトレー。
ユニセラ鉄板
参考価格:両方とも¥2,200(税込)
鉄板焼きができるオプション。
通常タイプと肉の脂を落とせるスリットタイプがあります。
先ほどのウェ~ブ焼網ハンドルで持ち上げることが可能。
ユニセラTGグリルプレート
参考価格:¥2,200(税込)
ユニセラの上で汁気のあるものを調理したいときに使えるプレート。
ユニセラリッドⅡ
参考価格:¥3,900(税込)
ユニセラで蒸し焼きをしたいときに使える蓋。
ユニセラ ウィング網
参考価格:¥2,900(税込)
左右をそれぞれ跳ね上げられて、網を降ろさなくても炭の調節が可能になる網。
炭を調整すれば、片側を強火、片側を弱火という使い方もできて便利そう。
ユニセラ焼鳥台Ⅱ
参考価格:¥4,200(税込)
ユニセラで焼き鳥をやりやすくなるオプション。
最後まで買うか迷ったけど、通常の焼網でも普通に焼き鳥はできるので高すぎると思い断念。
でもやっぱりちょっと欲しい。
ユニセラ熱燗あぶり台
参考価格:¥7,500(税込)
片側で熱燗やおでんを作って、片側で炙りものをできるオプション。
全オプションの中で最もロマンに溢れてるやつ。
冬キャンプでユニセラ使うときは買っちゃうかも。
ユニセラブリッジ
参考価格:¥1,300(税込)
ユニセラにダッチオーブンを乗せるための台。
耐荷重は10kg。
こんな感じでオプションがたくさんあって楽しめるのもユニセラの魅力です!
ユニセラTG-Ⅲはこんな人におすすめ!
ユニセラTG-Ⅲは、比較的少ない人数でキャンプで気軽にBBQを楽しみたい人におすすめです。
卓上コンロなので、タープの下でテーブルを囲んで座りながらのんびりとBBQができるのが大きな魅力。
さらに数あるコンロの中でもトップクラスに収納がコンパクトになるので、荷物の積載に余裕がなかったり、自宅での保管場所を取りたくない人にとってはベストな選択肢になります。
逆に大人数でワイワイとBBQをしたい場合は、素直に大きいスタンドタイプのコンロを買った方が楽しめそうです。
【まとめ】ユニセラTG-Ⅲをレビュー!
ユニフレームのユニセラTG-Ⅲを詳しくレビューしました!
「デュオキャンプで座ってのんびりBBQを楽しみたい」という僕の願望を満たしてくれるベストな商品を選べたと思うので、とても満足しています。
キャンプで気軽にBBQを楽しみたいなら、定番のユニセラはぜひチェックしてみてください!