【レビュー】VENTLAX 2WAYアジャスタブルコットのコスパがWAQ超えでヤバい!

【レビュー】VENTLAX 2WAYアジャスタブルコットのコスパがヤバい!

キャンプ用のコットを買うなら、僕は絶対に軽量な2WAYコットをおすすめしています。

ただ、2WAYコットは商品が溢れ返っていて、どれを選べば良いのか難しいアイテムでもあります。

たろー

そんな中、これ買っときゃ間違いないコットに出会ってしまいました!

それがVENTLAX 2WAYアジャスタブルコットです!

僕は今までコスパの高い2WAYコットなら「WAQ 2WAYフォールディングコット」をおすすめしていましたが、VENTLAXはまさかのWAQ超えをしてきました。

品質とコスパのバランスを見たときに、WAQも充分おすすめですが、VENTLAXがそのさらに上を来た感じで正直かなり驚いています。

この記事では、そんなVENTLAX 2WAYアジャスタブルコットを詳しくレビューしていきます。

なお、僕はVENTLAXの他に、

この2つの2WAYコットも所有しているので、それらとの比較も少し挟みながら細かく紹介していきます。

たろー

2WAYコットの使用経験はかなり豊富なのでお任せください!

VENTLAX様より製品をご提供いただいておりますが、忖度そんたくなしの率直なレビューをしていきます。

目次

VENTLAXとは?

出典:VENTLAX

まずはVENTLAX(ヴェントラクス)というブランドの紹介から。

VENTLAXは大阪の泉州地区発祥の日本のアウトドアブランドです。

コスパが高いうえに、ブラックを基調としたカッコいい雰囲気のキャンプギアをたくさんラインナップしているのが特徴的。

たろー

まさに僕の好みにドンピシャな感じ!

また、「ねこてんちょー」というキャラクターでTwitterをやっているのもユニークで、

https://twitter.com/ventlax_outdoor/status/1518721015417024512

「ユーザーに喜んでもらえる本当に良い物を作りたい」という情熱を感じられて、とても好感が持てるブランドです。

たろー

正直、今までブランド名を知ってるくらいでしたが、今後はチェックしていきます!

VENTLAX 2WAYアジャスタブルコットの基本情報

スペック

商品名2WAY ADJUSTABLE COT
使用サイズ
(ハイコット時)
長さ190×横幅67×高さ37cm
使用サイズ
(ローコット時)
長さ190×横幅67×高さ17cm
収納サイズ横56cm×幅17×高さ17cm
重量約3.2kg
分散耐荷重150kg
素材シート:600Dポリエステル
フレーム:A7075アルミ
参考価格14,800円(税込)

スペックはこんな感じで、2WAYコットとして基本的なスペックを満たしています。

特徴としては600Dポリエステルという厚めの生地を採用しているため、張りが良くて耐久性も高いです。

また、VENTLAXの全ての製品は購入から360日間のメーカー保証が適用されるので、万が一の初期不良や使用中に故障した際も安心のサポートが受けられます。

たろー

この辺りは日本のメーカーという安心感がありますね!

カラーバリエーション

カラー
  • ブラック
  • オリーブ
  • コヨーテ

上記の3カラーがあり、好みやキャンプサイトの雰囲気に合わせて選べます。

たろー

定番どころのカッコいい系カラーをしっかり押さえていますね!

VENTLAX 2WAYアジャスタブルコットのおすすめポイント

では、VENTLAX 2WAYアジャスタブルコットのおすすめポイントを紹介していきます。

おすすめポイント
  1. 寝心地が抜群
  2. 軋み音が全くない
  3. 組み立てが簡単
  4. 軽量コンパクトに収納できる
  5. 2WAYでハイコットにもローコットにもなる
  6. コスパ抜群
たろー

もうね、とにかく超おすすめです!詳しく見ていきましょう!

寝心地が抜群

まず、コットとして最も重要なのは寝心地ですね。

VENTLAXのコットは張りが良くて、硬すぎず柔らかすぎずの寝心地が素晴らしいです。

たろー

一度こういうのを使うと、もうコットなしのキャンプに戻れなくなりますよ!笑

シートの沈み込み具合も、沈みすぎず沈まなすぎずの絶妙な感じです。

コットはマットレスと同じで沈みすぎると腰を痛める恐れがあるので、その辺りも計算され尽くしている感じが素晴らしい。

さらにコットとのセット使いが推奨されているインフレータブルマットも発売されていて、これと組み合わせればフカフカでさらに最高の寝心地に進化します。

8cmの極厚マットなので本当に寝心地が良いです。

このインフレータブルマットはバルブを開くだけ自動で膨らんで、わずか3分でスピード設置ができてしまいます。

僕は今まではパンクのリスクがないのでサーマレストの銀マットを好んで使っていましたが、こういったエアーマットの方が寝心地は遥かに良くて、これはちょっと感動しました。

たろー

もっと早く買っておけば良かった…
今後はインフレータブルマットが一軍入り確定!

軋み音が全くない

VENTLAXのコットは軋み音が全くありません。

たろー

今回使ってみて最も感動したのはここです!

ぶっちゃけこれ以外のおすすめポイントはWAQのコットも全く同じことが言えるのですが、軋み音については明確にVENTLAXのコットが優れています

まず、1万円を切る中華ブランドの安いコットは、ギシギシ音が大きくて気になって寝れない粗悪品も多いです。

そんななか、WAQのコットは多少の軋み音はあるものの、全然許容範囲なので気にせず使えていました。

そしてVENTLAXのコットもWAQと同じくらいだろうと想像していましたが、驚いたことに、どんなに寝返りを打っても全くギシギシ音が鳴りません

鳴らそうと思っても鳴らないんです。

たろー

ここに関してはもはやHelinoxレベル…本当に衝撃でした!

この静音性を実現している理由をメーカーに確認したところ、

  • 600Dポリエステルの撥水生地を採用
  • 生地裏にメッシュ加工がしてある
  • ポールがザラついたマット塗装になっている

こういった工夫によるもので、静音性はかなりこだわったポイントとのことでした。

この軋み音のなさには本当に感動して、VENTLAXのものづくりへのこだわりを最も強く感じた点です。

組み立てが簡単

VENTLAXのコットは組み立ても簡単です。

組み立て方はHelinoxやWAQのコットと全く同じですね。

こういった2WAYコットはパーツが多いので、一見組み立てが難しそうと感じますが、慣れると本当に簡単なんです。

女性でも問題なく組み立てられて、僕の奥さんも最初だけやり方教えたら今では普通に一人で組み立ててくれています。

軽量コンパクトに収納できる

VENTLAXのコットは軽量コンパクトに収納が可能です。

重量は3.2kgなのでキャンプに気軽に持っていけます。

僕はおしゃれさ重視でウッドフレームのコットを使ったこともありますが、収納サイズが大きいし重いし、とにかく使いにくくて手放してしまいました。

対して2WAYタイプのコットは軽量だしローコットにもなるので、こちらの方が絶対に便利でおすすめです。

たろー

キャンプにおいて軽量コンパクトは常に大正義!

2WAYでハイコットにもローコットにもなる

こちらのコットレッグを付け外しすることで、

ハイコットとしてもローコットとしても使えるのが非常に便利です。

たろー

これが2WAYという理由です!

ハイコットの状態
ローコットの状態

ちなみにハイコットとローコットのメリットは、それぞれこんな感じです。

ハイコットのメリット
  • 地面から距離を稼げて防寒性が高まる
  • 高いから乗るのが楽だしベンチにもなる
ローコットのメリット
  • 高さが狭いスペースにも設置できる

なので基本的にはハイコットで使う方が便利ですが、例えばパップテントなどの背の低いテントやタープ泊で使う場合は、ローコットにできると重宝します。

こういった状況に応じて使い分けられるのが2WAYコットの魅力です。

たろー

特に色んなキャンプスタイルを楽しむ人には超便利ですよ!

コスパ抜群

VENTLAXのコットはコスパ最強です。

先ほども少し触れたように、安さだけで探せば1万円を切る中華ブランドのコットはたくさん見つかります。

ただし、そういった商品にはこういった欠点がありがちです。

  • 軋み音が大きくてうるさい
  • 耐久性や故障時のサポートが不安
  • ハイコットorローコットのどちらかにしかできない

そのため、品質と価格のバランスが最も優れているコットは、VENTLAXやWAQのようなタイプの国内メーカーの2WAYコットだと思います。

VENTLAXは360日保証で国内メーカーだからサポートもスムーズなので、そういった安心面も加味するとコスパ抜群です。
(WAQも一年間保証。)

たろー

WAQとの違いは次で解説します!

「VENTLAX 2WAYアジャスタブルコット」と「WAQ 2WAYフォールディングコット」の比較

では、気になる人も多いであろうWAQ 2WAYフォールディングコットとの比較をします。

たろー

すでに紹介した内容もありますが、改めて見ていきましょう!

まず、基本的な構造はほぼ同じです。

左:VENTLAX / 右:WAQ
左:VENTLAX / 右:WAQ
左:VENTLAX / 右:WAQ

収納バッグや各パーツの細部をじっくり見比べても本当に同じです。

たろー

恐らく全く同じ型を使って製造しているんじゃないかと思います!
コスパが高いメーカーとしてはよくあることですね!

ただし、以下の3つの違いがあります

VENTLAXとWAQの3つの違い
  1. シートの生地が違う
  2. 軋み音の大きさが違う
  3. VENTLAXの方が1,000円安い

シートの生地が違う

VENTLAX
WAQ
VENTLAX

600Dポリエステル

WAQ

300Dナイロン

Dは「デニール」という生地の厚さの単位を表し、数字が大きいほど厚くて丈夫な生地。

つまりVENTLAXの方が厚くて丈夫な生地が採用されています。

まず、厚みがある方が耐久性も高いのは間違いありません。

寝心地は好みによる部分もありますが、一般的には600Dくらいの厚みがあった方が程よい張りが生まれて寝心地が良いです。

VENTLAX
WAQ

身長182cm体重75kgの僕が寝たときのシートの沈み具合を横から見るとこんな感じで、大差はないですね。

寝心地については僕は正直に言って違いを感じることはできませんでした。

たろー

どちらも快適です!

ちなみにポリエステルかナイロンかの違いについては、厳密にいうと細かい点で色々と違いますが、どちらも一長一短で、コットへの採用について明確にどちらが優れているとは言い切れない部分があります。

見た目もそっくりで感触もわずかな違いのため、素人ではまず見分けられず気にしなくて良いポイントでしょう。

たろー

ポリエステルもナイロンも耐久性に優れた化学繊維で、コットに向いているとの理解でOK!

軋み音の大きさが違う

これが先ほども書いた点ですが、軋み音が最も大きな差があるポイントです。

WAQのコットは寝返りを打つとギシギシという軋み音が少し鳴ります。

個人的には問題ないレベルで今までは気にせず使えていたし、コスパを考えたらこの程度は仕方ないと思っている部分でした。

しかし、VENTLAXを使ってみてそのあまりの静音性の高さに本当に驚きました

先ほどの繰り返しになりますが、これを実現している理由は、

  • 600Dポリエステルの撥水生地を採用
  • 生地裏のポール接地部分にメッシュ加工がしてある
  • ポールがザラついたマット塗装になっている

こういったメーカーの細かい点の工夫によるものとのことです。

誤解なきように言っておくと、WAQのコットも「生地裏のメッシュ加工」「ポールがザラついたマット塗装」という工夫はされています。

細かく言うと、僕が所有している2021年5月購入のWAQのポールは非マット塗装ですが、その後にVENTLAXを模倣して、現時点のWAQのポールはマット塗装に改良されています。
(少なくとも2022年1月に購入した友人のWAQはマット塗装に変わっていることを確認しました。)

ただ、ポールをマット塗装にしただけでこの軋み音の差が埋まるとは思えないので、VENTLAXは他にも細かい部分の調整を徹底的にこだわり抜いて、この静音性の高さを実現しているんだと感じます。

たろー

WAQも充分なクオリティだけど、VENTLAXがそのさらに上をいってる感じ!

この軋み音の差はブログだと伝えにくいので、YouTubeでのレビューで実際の音を比較しています。下記の動画の12分15秒~の部分もぜひご参考ください。

VENTLAXの方が1,000円安い

VENTLAX
WAQ
VENTLAX

14,800円(税込)

WAQ

15,800円(税込)

上記の価格は執筆時(2022年5月1日時点)での価格です。
なお、VENTLAXも公式サイトでは定価15,800円となっていますが、Amazonなどでも常に14,800円で売られています。

ここまで紹介した通りVENTLAXの方がより品質が高いうえに、価格もVENTLAXの方がWAQより千円安いです。

これはもうVENTLAXを選ばない理由がないですね…!

たろー

僕は今までコスパが高い2WAYコットとしてWAQをおすすめしてきましたが、VENTLAXはまさかのWAQ超えで驚きました!

VENTLAX 2WAYアジャスタブルコットの欠点・注意点

ここまでVENTLAXのコットを大絶賛してきましたが、僕のレビューはイマイチに感じたポイントも率直に伝えることを大切にしています。

しかも今回は製品提供を頂いているので、欠点もちゃんと書かないとメーカーへの忖度そんたくを疑われるため本来はしっかり書きたいのですが…

たろー

マジで欠点が見当たらんのです!笑

ただ欠点なしとするのもアレなので、強いて言うならのポイントを挙げておきます。

強いて言うならHelinoxの品質にはさすがに劣る

僕はHelinox(ヘリノックス)のコットワンコンバーチブルも所有していますが、Helinoxは高いだけあって、さすがにVENTLAXもHelinoxの品質には劣ります

左:VENTLAX / 右:Helinox
左:VENTLAX / 右:Helinox

Helinoxは約2.19kgとより軽量だったり、細部の造りがより精巧だったり、品質の高さが群を抜いています。

ただし、Helinoxはコット本体が約42,000円で、ハイコットにするためのコットレッグは別売りで約11,000円します。

つまり2WAYで使うために合計で約53,000円もします。

たろー

VENTLAXは14,800円なので、価格差はなんと約3.5倍!

確かに並べて比べるとHelinoxの方がより品質が高いのがわかりますが、そんなマジマジと比べなければVENTLAXの品質も充分すぎるほど高いし、この価格差を考えたらコスパの差は歴然です。

当時はこういったコスパの高いコットの選択肢がなかったので思い切ってHelinoxを購入しましたが、今買うなら絶対にVENTLAXのコットをおすすめします。

お金に余裕があって何が何でも最高品質の道具を使いたいという人は、Helinoxを買っておけば後悔はないですけどね。

たろー

ただ、普通はVENTLAXで充分すぎるほど満足できるのは間違いないですよ!

【まとめ】VENTLAX 2WAYアジャスタブルコットをレビュー!

VENTLAXの2WAYアジャスタブルコットを詳しくレビューしました!

  • 寝心地の良さ
  • 軋み音の少なさ
  • 組み立ての簡単さ
  • 軽量コンパクト
  • 2WAYで使える利便性
  • 抜群のコスパ

などなど、全く隙がなくて超おすすめの2WAYコットです。

それにしても、人気のWAQ超えをしてきたのには本当に驚きましたね。

キャンプ用のコットが欲しいなら軽量な2WAYコットがおすすめで、その中でもこのVENTLAXのコットは現状でコスパNo.1と言えるクオリティに仕上がっています。

たろー

これ買っておけば間違いないですよ~!

【レビュー】VENTLAX 2WAYアジャスタブルコットのコスパがヤバい!

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