キャンプの必需品のひとつがグローブです。
グローブはテントのように主役級のキャンプ道具ではないですが、無いと困る縁の下の力持ち的な存在。
設営や撤収、薪割り、熱いものを持つときなど、キャンプのあらゆるシーンで活躍します。
グローブがあるとないとではキャンプの快適さが格段に変わりますよ!
そして、そんなアウトドアグローブの代名詞ともいえるのがグリップスワニーの「G-1」です。
この記事では、
- グリップスワニーG-1の特徴
- グリップスワニーG-1のお気に入りポイント
- グリップスワニーG-1の欠点
- グリップスワニーG-1の活躍シーン
- グリップスワニーG-1のサイズ感
- グリップスワニーG-1のお手入れ方法
こんな盛りだくさんの内容で、グリップスワニーG-1を詳しくレビューしていきます!
購入を迷っている方はぜひ参考にしてみてください!
グリップスワニーとは
まずはグリップスワニーというブランドから紹介します。
グリップスワニーは西部開拓時代にアメリカで誕生したブランドで、170年の歴史を持ちます。
1848年ゴールドラッシュで一攫千金を狙う採掘者に向けGRIPSWANYグローブが誕生しました。素手での発掘は困難を極めバッファローの革でグローブを作ったのが始まりです。私たちはそこから改良を重ね牛革(ステアハイド)を採用し手に馴染むよう設計していきました。
引用:GRIP SWANY
まさに、今回紹介するアウトドアグローブの製造からスタートしたブランドです。
今ではアウトドア向けの難燃ウェアやワークパンツなんかも非常に人気が高いですね。
キャンパーの間ではグローブといえばグリップスワニーというくらい有名です!
グリップスワニーのグローブ「G-1」の特徴
製品スペック
商品名 | G-1 ベーシックモデル |
ブランド | GRIP SWANY |
素材 | アメリカ産牛皮革/ケブラー |
サイズ展開 | S/M/L/LL |
参考価格 | ¥7,700(税込) |
グリップスワニーのグローブはたくさんの種類がありますが、
ベーシックモデルと名が付くとおり、このG-1が最もシンプルで汎用性が高いスタンダードなモデルです。
最も人気が高いモデルでもあるので、グリップスワニーのグローブで迷ったらG-1を選んでおけば間違いありません。
印象的なスワニーイエロー
グリップスワニーのグローブはイエローカラーが特徴的です。
GRIPSWANYグローブ独特の黄色はスワニーイエローと呼ばれています。当時は灯りが少なくグローブを落とした時に見つけやすくする様イエローに染めるアイデアが生まれ現行モデルでも同じ色に染色しています。ワークグローブの原型ともいえるGRIPSWANYイエローカラーのグローブは世界中で膨大なコピー商品を生み出しています。
引用:GRIP SWANY
スワニーイエローって良い響きですよね。
Amazonでキャンプ用グローブを探すと黄色いカラーの類似商品がたくさん出てきますが、
そうやって他社にも真似されるほど、スワニーイエローはアウトドアグローブの定番になっています。
ちなみにブラックもありますが、せっかくグリップスワニーなら僕はイエローを推します!
日本人向けに国内生産、立体裁断で動きやすい
グリップスワニーはアメリカのブランドなので、当初は日本人の手の骨格に合わないという問題がありました。
それを受けて、グリップスワニーは1985年から日本での国内生産を開始。
日本人向けに裁断型が調整されて、革もソフトに仕上げられるようになりました。
そのおかげで、今では日本人の手にフィットしてとても動きやすいグローブになっています。
上質な牛革で使い込むほどに手に馴染む
グリップスワニーのグローブには「ステアハイド」と呼ばれる上質な牛革が使用されています。
使い込むほどに革が自分の手に馴染んでいき、日本人の手に合わせられているのも相まって、どんどんフィット感が増していきます。
しっかりオイルを塗りこんで手入れをしてあげれば、自分だけのグローブに育っていきます。
使えば使うほど愛着がわいてきますよ!
縫い糸にケブラー採用でとても丈夫
グリップスワニーのグローブは耐久性の高さも大きな特徴です。
この丈夫さの秘訣が、縫い糸にデュポン社の「ケブラー」という素材を使っていること。
538℃まで耐熱性があり、剛鉄と比べて5倍の強度がある魔法の繊維。
グローブが壊れてしまう原因は縫い糸の「ホツレ」がほとんどなのですが、熱や摩擦に強いケブラーを採用することで、これを軽減しています。
グリップスワニーでは縫い糸にケブラーを採用してから、それまでと比べてホツレを0.8%にまで激減させることに成功したんだそうです。
ちょっと高いけど、長持ちすることを考えたらコスパも良いですね!
無料修理のアフターケア付き
しかもグリップスワニーは無料修理のアフターケアがあって素晴らしいです。
もしグローブの縫い目がホツレてしまった場合でも、使用年数を問わず革が破けるまでは無料で修理してくれます。
そもそも耐久性が高いのに、無料で修理してくれるなんて超良心的。
革製品は使い込むほどに愛着がわくものなので、アフターケアがあって長く使えるのは本当に嬉しいです。
なお、無料修理を受けるためには、購入時のパッケージ台紙裏面の「無料修理証」を切り取って同梱する必要があります。
くれぐれもこれを捨ててしまわないようにしましょう。
もし捨てちゃっても有償でなら修理してくれます!
グリップスワニーのグローブ「G-1」のお気に入りポイント
続いて、僕がG-1を実際に使って気に入っているポイントを紹介します!
- キャンプの色んなシーンで活躍
- 惚れ惚れするほどカッコいい
- メンテナンスして育てる楽しみ
キャンプの色んなシーンで大活躍
バトニングする時や火にかけたスキレットを持つ時など、キャンプをしているとグローブがとにかく色んなシーンで役に立ちます。
なにか作業するときは、すぐにこいつの出番がやってきます。
グローブなしでキャンプしろって言われても、色々と不便すぎて嫌だと感じるレベルです。
具体的な活用シーンは後で詳しく紹介します!
そんな頻繁に使うグローブだからこそ、品質の高いグリップスワニーを選ぶと非常に満足度が高いです。
グローブは本当によく使うので、僕はキャンプ中は常にグローブをパンツのポケットに入れています。
使いたいときにサッと取り出せて超便利。
ちなみに、愛用のパンツは同じくグリップスワニーの「JOG 3Dキャンプパンツ」です。
このパンツ、カッコいいしストレッチが効いていて動きやすいので超おすすめですよ。
大きなポケットも付いているので、グローブなどよく使う道具を身に付けておけるのも最高です。
僕はキャンプではこのパンツばっかり履いてます!
惚れ惚れするほどカッコいい
便利なのはもちろんですが、グリップスワニーのグローブは本当にカッコいいです。
スワニーイエローの無骨な雰囲気が持っているだけで所有欲を満たしてくれます。
こうやってザックに引っかけたりするとヨダレが出るほどカッコいい。笑
自分だけのグローブに育てる楽しみ
繰り返しにはなりますが、
グリップスワニーのグローブはどんどん自分の手に馴染んで育っていく楽しみがあります。
使えば使うほど愛着がわいてきて、なおさら手放せない存在になっていきます。
これが僕のG-1ですが、今では僕の手に超フィットしていて、自分専用のグローブって感じが本当にお気に入りです。
最初のピカピカの状態よりも、使い込んで汚れてるくらいが味があってカッコいい!
グリップスワニーのグローブ「G-1」の欠点・注意点
続いて、G-1の欠点や注意点を紹介していきます。
- 革製品だからメンテナンスが必要
- 耐熱ではない
- 売り切れが多い
革製品だからメンテナンスが必要
革製品なので、定期的にメンテナンスしないと革がボロボロになってしまいます。
手入れして育てる楽しみはメリットでもありますが、やはり面倒と感じる人もいるでしょう。
ただし、メンテナンスは簡単なので、そこまで心配する必要はないですよ。
メンテナンス方法も後ほど紹介します!
耐熱ではない
G-1は耐熱グローブではありません。
もちろん素手よりは遥かに熱いものを持てるようになりますが、高熱のものを長時間持つと普通にグローブ越しに火傷します。
くれぐれも注意しましょう。
売り切れが多い
グリップスワニーのグローブの中でも、特にG-1は人気が高くて、売り切れているタイミングもかなり多いです。
実際に僕も欲しいときにすぐ手に入らなくて、Amazonで入荷待ちして買いました。
気になったときに在庫があったらラッキーなので、売り切れる前に購入してしまうことをおすすめします。
これに限らず、キャンプの予定が決まって「いざ買おう!」と思ったら売れ切れってよくありますよね…
グリップスワニーのグローブ「G-1」の活躍シーン
ここからは、グリップスワニー「G-1」が実際のキャンプで活躍するシーンを紹介します。
設営・撤収のとき
まず、設営や撤収のときに大活躍します。
- ペグを打つときにハンマーから手を守る
- ガイロープを強く引いて張る
- テントやタープをたたむときに手を汚さない
- 抜いたペグについた土を払い落とす
- 焚き火台を炭場まで運ぶ
こうやってあらゆるシーンで使えます。
特にガイロープを強く張るときなんか、素手だと痛いのでグローブが重宝しますよ。
ちなみに、僕はアウトドア好きだけど手は必要以上に汚したくないタイプです。笑
そういう人にとっては、汚れを気にせずガシガシ作業できるグローブは必須です。
こうやって焚き火台を炭捨て場に運ぶときなんかは絶対にグローブが欲しいですね!
薪割りするとき
薪を扱うときにも活躍します。
薪のささくれから手を守りながらスムーズに作業できるし、ナイフなどの刃物から手を保護する役割も果たします。
バトニングするときなんかは特に必須ですね。
熱いものを持つとき
直火にかけたスキレットやマグカップを持つときに、グローブはキッチンミトンのように使えます。
グローブがないと、もはや持てない時もあるので重要アイテムです。
焚き火のときも大活躍です。
新しい薪を組んでいくのはもちろん、数秒なら燃えている薪も持ててしまいます。
いちいちトングを使わずに薪を組み直すことができて、快適に焚き火を楽しめますよ。
防寒にもなる
当然ですが、グローブは防寒にもなります。
手足は特に冷える部分なので、冬キャンプではG-1を着けっぱなしにしてることも多いです。
グリップスワニーのグローブ「G-1」のサイズ感
G-1のサイズ感についても紹介しておきます。
S / M / L / XL の4サイズ
僕が購入したのはMサイズで、超ジャストサイズで使えています。
参考として、僕の手の大きさはこんな感じ。
(大雑把にではありますが)
- A:8.5cm
(人差し指から小指の最も幅広の長さ) - B:10.5cm
(親指から小指の最も幅広の長さ) - C:18cm
(中指の先端から手首までの長さ) - D:2.5cm
(手の厚さ)
僕の手の特徴をざっくり表現すると、
- 全体的な骨格はやや細め
- 指は細くて長め
- 手の厚さはやや薄め
- 手全体の大きさは男性平均よりやや大きめ
といった感じです。
これでG-1はMサイズが超ジャストサイズです。
ちなみにSサイズは小さすぎて入らなくて、Lサイズは余裕がありすぎました。
サイズ選びの参考にしてください!
グリップスワニーのグローブ「G-1」のお手入れ方法
続いてG-1のお手入れの方法について紹介します。
お手入れは超簡単で、ミンクオイルを塗り込むだけです。
ミンクオイルは革の柔軟性や撥水性を高めて耐久性を向上させ、さらには汚れを落とす効果まであります。
しっかりミンクオイルでお手入れすることで、グローブがどんどん馴染んでいきます!
グローブがかなり汚れている場合は、先に汚れを落としてミンクオイルを塗るとより効果的です。
やり方を説明します。
汚れがひどい時は、固く絞った濡れ雑巾で汚れを拭き取ります。
グローブの全体にミンクオイルを塗り込んでいきます。
指の隙間や縫い目にもしっかりと塗り込んでいきましょう。
たったこれだけ!道具を大切に育ててる感じが楽しいですよ!
グリップスワニーのグローブは他にも種類が豊富
グリップスワニーのグローブは、G-1以外にもたくさんのモデルがあります。
多すぎて全ては紹介できないので、代表的な人気3モデルを紹介します。
G-1 ベーシックモデル
まずは改めて、僕も愛用している一番人気のモデル「G-1」です。
グリップスワニーのグローブといえばこれです。
最もシンプルかつ汎用性が高いスタンダードモデルで、他のモデルを選ぶ特別な理由がなければ、このG-1を買っておけば間違いありません。
G-2 ライディングモデル
「G-2」はライディングモデル。
その名の通りバイク乗りにおすすめのモデルです。
G-1よりも手首の部分が長くてベルクロ付きなので防風性に優れています。
キャンプグローブ&バイクグローブとして兼用できるので、キャンプツーリングする人におすすめです。
G-3 ショートモデル
「G-3」はショートモデル。
G-1よりも手首の部分が短くすっきりしていてベルクロも付いています。
これにより高いフィット感を得られるグローブです。
さらに、G-1では掌に付いている滑り止めが親指と人差し指に付いているので、細かい作業をするのに最適です。
【まとめ】グリップスワニーのグローブ「G-1」をレビュー!
グリップスワニーの定番グローブ「G-1」を詳しくレビューしました!
キャンプではグローブがあると便利なシーンが非常に多く、地味ながら必須のキャンプ道具といえます。
そして、アウトドアグローブといえばグリップスワニー。
グリップスワニーのG-1を持っておけば絶対に間違いありませんよ。
売り切れも多い人気商品なので、在庫があったら迷わず手に入れちゃいましょう!