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フィールドアのクラシックチェアと本家カーミットチェアを徹底比較!
カッコいいアウトドアチェアの代表格といえばカーミットチェア。
ただ、カーミットチェアは元々が高価なのに加えて、ここ最近は品薄が続いているうえに値上げまで発表されました。
カーミットチェア欲しいけど、高すぎるし品薄でなかなか手が届かない…
こうやってヤキモキしているキャンパーも多いのではないでしょうか。
そんな人の救世主が、カーミットチェアにそっくりなフィールドアの「クラシックチェア」です。
見ての通りデザインはカーミットチェアの丸パクリで、なんと6,500円くらいで購入できてしまうコスパ最強の商品です。
僕は本家カーミットチェアの愛用者ですが、このクラシックチェアも気になってしまい実際に購入してみました。
この2つのチェアの違いや、クラシックチェアでも充分満足できるのかを詳しく比較しながらレビューしていきます!
カーミットチェアとクラシックチェアの基本情報
スペック比較
まずはカーミットチェアとクラシックチェアのスペックを比較してみましょう。
カーミットチェア | クラシックチェア | |
---|---|---|
収納時サイズ | 約56×11×16cm | 約63×12×15cm |
使用時サイズ | 約 幅53×高さ61cm | 約 幅54.5×高さ66cm |
座面高 | 約32cm | 約33cm |
重量 | 約2.5kg | 約3.65kg |
耐荷重 | 約158kg | 約100kg |
シート素材 | 1000Dナイロン | キャンバス(コットン) |
フレームの木材 | オーク材 | ブナ材 |
生産国 | アメリカ | 中国 |
参考価格 | ¥46,200円(税込) | ¥7,380(税込)※ |
カーミットチェアは高いだけあって、シートやフレームにも良い素材を使っていて、軽量で耐荷重も大きくスペック面でも優れています。
ただし、注目すべきはやはりこの価格差でしょう。その差なんと6倍以上。
クラシックチェアは定価¥7,380円ですが、Amazonや楽天を覗くとこれよりも安い場合がほとんどです。
僕は6,500円くらいで購入しました!
ちなみに、フィールドアはこうやって人気の商品を真似して、後出しでコスパの高い商品を出すのが得意な日本のブランドです。
気になるのはクラシックチェアの品質ですね!このあと詳しく比較していきます!
カラーバリエーション
それぞれのカラーバリエーションも紹介しておきます。
カーミットチェア
- ブラック
- フォレストグリーン
- ネイビー
- ブラウン
- バーガンディ
- レッド
- ベージュ
カーミットチェアには上記の豊富なカラーラインナップがあります。
カーミットチェアの他バリエーション
クラシックチェア
- ブラック
- カーキ
- ダークブラウン
- アイボリー
クラシックチェアには上記4種類のカラーラインナップがあります。
クラシックチェアの他バリエーション
カーミットチェアとクラシックチェアの違いを詳しく比較
ではいよいよ、ここから2つのチェアの違いを実際に詳しく比較していきます。
大きく以下の違いに分けて紹介していきます!
- 収納の違い
- 組み立て方の違い
- 展開サイズの違い
- ウッドフレームの違い
- シートの違い
- その他の細かい違い
収納の違い
収納サイズ
収納サイズはスペック上では大差ないですが、実際に比べると結構違います。
クラシックチェアも大き過ぎはしないですが、カーミットチェアはそれ以上にコンパクトに収納できます。
また、収納バッグの形状が大きく異なります。
カーミットチェアは肩から掛けるタイプなのに対して、クラシックチェアはバッグタイプです。
この辺りはどちらが良い悪いではなく、好みの問題でしょう!
収納方法
収納方法も少し違います。
クラシックチェアはバッグに横向きにバッグに入れる感じですが、カーミットチェアは縦に差し込んでいく感じです。
使ったことがある人ならわかると思いますが、カーミットチェアの収納は結構ギチギチなので、棒状のフレームのパーツを収納するのに少し手間取ります。
それに比較すると、クラシックチェアの収納はスムーズにできます。
ちなみにどちらのチェアも、設営撤収を楽にするために、完全に分解して収納せずに、折りたたむだけで運搬する人も多いです。
積載に余裕があれば、いちいち収納バッグに入れるより、この方が便利だったりします!
組み立て方の違い
組み立て方は1ヶ所だけ少し違う
基本的に組み立て方はどちらも同じです。
詳しい組み立て方を知りたい方は下記の記事もご覧ください。
ただ、1ヶ所だけ少し違う部分があります。
カーミットチェアは背もたれ上部とシート前部にあたる湾曲パーツが完全に分離しますが、クラシックチェアは片側が本体と一体になっています。
使い勝手に特に影響があるポイントではありません!
組み立てやすさ
ここはかなり差があったポイントです。
カーミットチェアの組み立てはヘリノックス系のチェアほど超簡単ってわけではないですが、それでも比較的簡単です。
対してクラシックチェアは、僕の場合、初回の組み立てがかなり大変でした。
組み立て方はカーミットチェアと同じですが、クラシックチェアは各パーツを接続するときのロックが異様に固く、かなりの力が必要でした。
「僕の場合」と書いたのは、クラシックチェアはこの組み立てやすさにかなり個体差がありそうだからです。
というのも、Amazonのレビューを見ると、
このように組み立てが簡単だったという人もいれば、力を入れないとダメという人もいます。
そして僕の個体の感想としては、
不良品なんじゃないかって思うくらい激固でした。
女性じゃ絶対に無理でしょってレベル。
僕は男ですし、人一倍いろんなキャンプ道具を使ってきていて設営慣れもしています。
それでもかなり苦戦したので、クラシックチェアの組み立てやすさは個体差が大きいと思われます。
ただレビューにもある通り、一度組み立てさえすれば、設営状態で時間をおけば馴染んで癖が付くおかげか、それ以降の組み立てはカーミットチェアと同じくらい簡単になりました。
なんにせよ、ここはクラシックチェアの欠点!
展開サイズの違い
展開サイズ
見ての通り、クラシックチェアの方が若干大きいです。
具体的には下記の点がこの見た目の差を生んでいる要因です。
- 全体高
-
カーミットチェア:61cm
クラシックチェア:66cm - 肘掛け高
-
カーミットチェア:43cm
クラシックチェア:47cm - 横幅
-
カーミットチェア:53cm
クラシックチェア:54cm
重量
重量はクラシックチェアが約1.5倍重いです。
両方を持ち上げればクラシックチェアの方が重いのがはっきりわかります。
ただし、カーミットチェアもヘリノックスほどの軽量チェアではなく車やバイクが前提になるので、実用上で重要な差ではないでしょう。
ウッドフレームの違い
太さ
ウッドフレームは全体的にクラシックチェアの方が骨太な感じです。
カーミットチェアの方がスリムで引き締まった印象。
質の高いオーク材を使っているおかげで、このシャープさで高い耐久性を実現できているのでしょう。
クラシックチェアの方が少し大きかったり重量もあるのは、このウッドフレームの太さも影響しているのは間違いありません。
塗装や質感
カーミットチェアはニスでテカテカに塗装されていて、いかにもアメリカンな感じがあります。
おかげで木の色も少し濃くなっていて、ここがカーミットチェアの個性でもありますね。
対してクラシックチェアはシンプルなウレタン塗装のような感じで、ナチュラルな雰囲気になっています。
シートの違い
質感
シートは明らかにカーミットチェアの方が質感が高いです。
ナイロン生地はしなやかで、光沢がある感じが高級感があります。
僕はこのカーミットチェアを3年以上使っていますが、生地の毛羽立ちも少ないです。
(座面側は多少あります。)
クラシックチェアは厚めのキャンバス地で、質感はナイロンに劣ります。
シワが少し目立つうえに、使っているうちに擦れて毛羽立ちも発生しそうです。
ただし、コットンなので焚き火で穴があきにくいのは大きなメリットといえます。
事実、僕のカーミットチェアは何箇所かシートが溶けています。泣
座面の角度
横から見るとわかりやすいですが、カーミットチェアの座面は後ろに傾斜が掛かっています。
対してクラシックチェアの座面はほぼ平行です。
ここは次の座り心地に大きく影響してきます。
座り心地の違い
実際に座り心地を確かめてみましょう。
まずはカーミットチェアから。
先ほど見たように、座面に後ろの傾斜が掛かっているので、座ると重心が後ろに倒れ、座面だけでなく背もたれにも体重を預けるような感じになります。
(座面と背もたれに7:3で体重がかかる感じ。)
また、前部の高い部分でも座面高が32cmとクラシックチェアより1cm低いので、より深く腰掛けたリラックスした座り心地になります。
ただし、座りながら作業するときは腰が引けた状態で前傾姿勢になるので、腰が痛くなりやすく、立ち上がる時も少し大変というデメリットもあります。
続いてクラシックチェアの座り心地を見てみましょう。
座面がフラットなので体重はほとんど座面に預ける感じになり、背もたれはサポート程度になります。
(座面と背もたれに9:1で体重がかかる感じ。)
ゆったり感はカーミットチェアに劣りますが、座って作業したり立ち上がるのはクラシックチェアの方が圧倒的に楽というメリットもあります。
わかりやすい比較
腰痛持ちの方には確実にクラシックチェアの方が良いです!
その他の違い
耐荷重
耐荷重はカーミットチェアの方が優れています。
フレームが細いにも関わらずこの耐荷重を実現する素材や造りの緻密さが、カーミットチェアが高い理由なのでしょう。
ただし、よほど大柄な方でなければクラシックチェアでも充分な耐荷重があります。
金属パーツの色が違う
カーミットチェアの金属パーツは全てシルバーですが、クラシックチェアの金属パーツはブラックの箇所が多いです。
これはブラック好きには地味に嬉しいポイント。
ただクラシックチェアも一部はシルバーなので、せっかくなら全てブラックで統一して欲しかったところです。
むしろなぜ統一しないのか謎…
クラシックチェアは脚キャップが標準装備
クラシックチェアには汚れ防止の脚キャップが標準装備されていますが、カーミットチェアにはありません。
ちなみにカーミットチェアは適当に合うゴムキャップを装着する人もいますが、僕は気にせずそのまま使っちゃってます。
カーミットチェアの方が折りたたみがスムーズ
ここはかなり細かい違いになりますが、
カーミットチェアは非常にスムーズに折りたたみができます。
クラシックチェアはカーミットチェアに比べると、折りたたむときの感触が若干固くてスムーズさに欠けます。
ただまぁ実用ではほとんど関係ない微々たるポイントです!
カーミットチェアとクラシックチェアを実際にキャンプサイトに置いた写真
さて、色々と比較してきましたが、
大事なのはキャンプサイトに置いた時の見栄えだ!
はい、わかります。
カーミットチェアが好きな人は機能云々よりもカッコよさを求めていますからね。(僕です。)
カーミットチェアとクラシックチェアを、それぞれ僕のソロキャンプサイトに置いてみた写真がこちらです。
いかがでしょうか?
上記のイメージに対する僕の感想も含めた結論をまとめます。
【結論】フィールドアのクラシックチェアでも満足できるのか?
結論として、フィールドアのクラシックチェアはコスパも含めてかなりおすすめです。
やはり、写真を並べて比較してしまうと、どうしてもカーミットチェアのカッコよさが光ります。
先ほどの写真をもう一度並べてみましょう。
僕みたいにカッコいい雰囲気のキャンプサイトが好きな場合は、やはりカーミットチェアが文句なしにばっちりハマります。
クラシックチェアはカーミットチェアに比べると少しナチュラルな雰囲気が出る感じですね。
ただ、これはあくまでこうやって並べて比べたら差があるよねという、ある意味当然の話であって、単体で見たらクラシックチェアでも普通にカッコいいです。
もっと言うと、カッコいい雰囲気ではなくナチュラルな雰囲気のサイトならクラシックチェアの方が映えるのでは?とも感じます。
そしてなんと言っても、やはりカーミットチェアは高価すぎます。
クラシックチェアはその6分の1以下の価格で買えることを考えると、コスパの高さは素晴らしい。
僕は値上げ前にカーミットを買えましたが、今の価格はさすがに躊躇します!
先ほども書いた通り、クラシックチェアは最初の組み立て時に個体差のせいか固すぎて「ダメだこりゃ」と思いました。
ただし馴染めば問題なかったので、コスパと品質の両方を加味しておすすめできるチェアです。
結論を再度まとめるとこんな感じ。
- ナチュラルな雰囲気のキャンプサイトにしたい人
- カッコいい雰囲気でも、コスパも高くカーミットチェアの雰囲気を楽しみたい人
- カーミットチェアのサブとして統一感を出せるチェアが欲しい人
- 高くてもいいから徹底的にカッコいい雰囲気を楽しみたい人
以上、カーミットチェアとクラシックチェアの徹底比較でした!