キャンプ好きなら誰もが聞いたことがあるであろう「フュアーハンドランタン」。
僕もこのフュアーハンドランタンを愛用していて、キャンプには欠かさず持っていくお気に入りのアイテムです。
キャンパーなら1つ持っておくべき超おすすめのランタンですよ!
- フュアーハンドランタンの種類やカラー
- おすすめポイントや注意点
- 収納ケースなど一緒に買うべきおすすめアイテム
この記事ではフュアーハンドに関するこんな内容を詳しくレビューしていきます!
オイルランタンの代表格「フュアーハンドランタン」とは?
フュアーハンドは最も有名なオイルランタン
「キャンプで使うオイルランタンといえばフュアーハンド」というくらい、超有名なオイルランタンです。
「FEUERHAND(フュアーハンド)」は1893年にドイツで誕生した老舗ブランドで、HK500という加圧式ランタンでも有名なペトロマックス社の登録商標です。
ハリケーンランタンとも呼ばれる
フュアーハンドランタンは、別名「ハリケーンランタン」とも呼ばれます。
嵐の中で強い風が吹いても火が消えない構造になっていることから、この名前が付きました。
上の画像の通り、
- ランタンの炎の上昇気流により新鮮な空気が左右両側のパイプを下っていく
- それが下部のバーナーに送り込まれ燃焼を促進させる
- その炎によってまた上昇気流が生まれて循環する
という、シンプルながらも画期的な仕組みになっています。
加圧式ランタンのようにポンピングをする必要もなく、燃料を入れて芯に着火するだけなのでキャンプ初心者でも簡単に扱えます。
オイルランタンが欲しいけど難しそうと躊躇しているなら、全く心配しなくて大丈夫です!
フュアーハンドランタンのスペック
商品名 | フュアーハンドランタン276 ベイビースペシャル |
---|---|
燃料 | 灯油・パラフィンオイル |
サイズ | 15cm×26cm |
重量 | 約520g |
タンク容量 | 340ml |
燃焼時間 | 20時間以上 |
明るさ | 5W |
原産国 | ドイツ製 |
価格 | ジンク:4,180円(税込) カラー:6,600円(税込) サプリーム:7,920円(税込) |
こちらがフュアーハンドランタンの基本的なスペック。
燃料は灯油かパラフィンオイルで、燃焼時間が20時間以上と非常に燃費が良いです。
カラーによって価格が異なります。
フュアーハンドランタンの種類・カラー
種類は「276ベイビースペシャル」の1モデルのみ
まず現行のフュアーハンドランタンの種類は、「276ベイビースペシャル」という1モデルのみです。
稀にビンテージ品が出回っていることもありますが、一般的にフュアーハンドランタンといえば「276ベイビースペシャル」のことだと思えばOK。
カラー①:ジンク
フュアーハンドで最もスタンダードなのは、亜鉛メッキのみの「ジンク(亜鉛)」という、メッキそのままのカラーです。
価格が最も安いので、このジンクを持っている人も多くいます。
カラー②:塗装カラー
ジンクをベースに、亜鉛メッキの上から塗装を施した様々なカラーも存在します。
価格はジンクよりも少し高くなります。
- ジェットブラック
- ルビーレッド
- コバルトブルー
- オリーブ
- シグナルイエロー
- ピュアホワイト
- モスグリーン
「カラーの例」としている理由は、色んなカラーが新たに出たり生産終了になったりするので、現時点でどのカラーがあるのか正確に伝えるのが難しいからです。
ぜひ下のリンクからカラーをチェックしてみてください!Amazonのリンクがわかりやすいです!
カラー③:サプリーム(アンティークカラー)
サプリームと呼ばれるアンティークカラーもあります。
- ブロンズ
- スパークリングアイロン
ちょっと価格が高めですが、とても高級感があります。
他人とは一味違ったフュアーハンドを使いたい人におすすめ。
僕もこのブロンズカラーを愛用しています!
2020年限定カラーも
2020年にパールブラックベリーという日本限定カラーも発売されました。
ケース付きで価格も高めのレアものです。
フュアーハンドランタンのおすすめポイント
デザインが素晴らしい
フュアーハンドランタンはデザインが素晴らしいです。
ドイツ製らしい質実剛健な無骨さとシンプルさが混ざり合った、「かっこいい」とも「かわいい」とも言える美しいデザインになっています。
キャンプだけではなく、部屋に置いてもインテリアとして映えます。
あるだけでキャンプに雰囲気が出る
フュアーハンドがあるだけで、キャンプサイトにグッと雰囲気が出ます。
これがオイルランタン最大の魅力という人も多いでしょう。
こちらの写真はランタンハンガーに掛かっているのとメインテーブルに置いてあるのがオイルランタンで、テントに吊るしているのがLEDランタンです。
生の炎だからこそ出せるオイルランタンの暖かくて優しい光は、LEDランタンには絶対に真似できません。
ゆらゆらと揺れるランタン炎をボーっと眺めてるだけで、不思議と時間が過ぎていきます。
掛けても置いても使える
フュアーハンドは底面が平らなので置いても使えるし、
ハンドルやトップリングをハンガーなどに掛ければ吊り下げても使えます。
自分のキャンプサイトの色んな場所で状況に合わせて使えるのも便利なポイントです。
初心者でも簡単に使える
アナログなランタンは使うのが難しそうと思うかもしれませんが、フュアーハンドの使い方は非常に簡単です。
キャンプ初心者でも全く心配せずに使うことができます。
そして別名ハリケーンランタンと呼ばれる通り、強い風が吹いても消えることもありません。
詳しい使い方は「フュアーハンドランタンの使い方」の記事で紹介しています。
また、こういったオイルランタンに着火するときは「スライドガストーチ」があると超便利です。
燃費が良い
燃焼時間は20時間以上あって非常に燃費が良いです。
ランタンを点けるのは早くても16時として、23時には消灯すると考えると、16時~23時の7時間ずっと点けても丸3日も持つ計算です。
僕は基本的に1泊2日のキャンプが多いのですが、少なくとも今までには一度も途中で燃料切れを起こしたことがありません。
意外と価格が安い
フュアーハンドはこんなにかっこよくてお洒落なアイテムなので、一見して1万円くらいはしそうですよね。
でもジンクなら約4,000円、僕と同じブロンズ(サプリーム)でも約8,000円と、意外とリーズナブルな価格です。
これくらいの価格なら、キャンパーなら1つは持っておきたくなりますね。
複数あるともっと良い
こういったオイルランタンは2つ以上あるともっと良いです。
実際に僕もこのフュアーハンドを1つと、同じく人気の高いデイツというブランドのオイルランタンも1つ持っています。
キャンプサイトにオイルランタンを複数置くと、さらに雰囲気がおしゃれになるのでおすすめです。
フュアーハンドとデイツはよく比較されますが、迷ったら僕みたいに両方買っちゃうのもありです!
フュアーハンドランタンの欠点・注意点
照明としては暗い
フュアーハンドの明るさは5Wしかないので、何かを照らすための照明としては暗いです。
こういったオイルランタンはあくまで「雰囲気づくりのための灯り」で、照らせてもせいぜい手元くらい。
メインの照明として考えていると「あれっ?」となりかねないので、そこは注意しましょう。
この辺りはLEDランタンとうまく使い分けることが大切です。
僕がキャンプで照明として愛用しているLEDランタンは主に下の2つです!
メンテナンスが必要(簡単だけど)
オイルランタンは最低限のメンテナンスが必要です。
メンテナンスと聞くと難しそうですが、やり方はとても簡単なのでご安心を。
ただしやっぱりメンテナンスが完全に不要なLEDランタンと比べると手間ではあるので、一応デメリットとして挙げておきます。
詳しいやり方は「フュアーハンドランタンのメンテナンス方法」の記事で紹介しています。
運搬時はオイル漏れに注意
タンクにオイルが入った状態で横に倒したりすると、注油口キャップが閉まっていてもオイル漏れを起こします。
そのため撤収の際にオイルが残っている場合は、僕は面倒でも燃料ボトルに戻すようにしています。
こういうゴムパッキンをキャップに装着することでオイル漏れを防げるそうですが、それでも漏れたら面倒なので僕はやってません。
点灯中は火傷に注意
ランタンの点灯中は上部のこの部分が熱くなっていて、触ると普通に火傷するので注意しましょう。
消灯後もしっかり冷めたのを確認してから収納するようにしてください。
僕も最初は知らずに痛い目を見たことがあります。笑
偽物に注意
フュアーハンドランタンはその人気さゆえに偽物が出回っているようです。
ちゃんと信頼できるショップから購入するようにしましょう。
おすすめショップ:銀の船
僕は楽天の「銀の船」というショップで購入しました。(下にある楽天リンクが「銀の船」のリンクです!)
銀の船はフュアーハンドをはじめオイルランタン関連の商品を多数扱っていて、販売しているのは正規輸入品なので安心です。
替え芯やオイルのセットでも販売していて、通常よりお得に買えます。
フュアーハンドランタンの燃料について
燃料はパラフィンオイルがおすすめ
- 灯油
- パラフィンオイル(ランタンオイル)
フュアーハンドランタンに使える燃料は上記の2つです。
灯油の方が安いですが、煤が出やすくホヤがすぐに汚れてしまいます。
なので僕としてはパラフィンオイル一択です。
灯油より少し高いですが、フュアーハンドは燃費が良いので特に気になったことはありません。
こちらはフュアーハンド正規代理店「スター商事」のランタンオイル。純正オイル的な感じです。
僕が使っているのはこちら。特にこだわりはなく、上のがたまたま売り切れたから購入しました。
ハーブの虫除け成分が入ったオイル。
僕も虫除けオイルを使ったことがありますが、普通にランタンに虫が止まったので気持ち程度のものだと思ってます。笑
おすすめの燃料ボトル
フュアーハンドランタンを買うなら、このトランギアの燃料ボトルが超おすすめです。
僕は最初は100均で買った漏斗を使って燃料を入れていたのですが、これがこぼれやすいわ少しずつしか入らないわで、かなりめんどくさかったです。
このトランギアの燃料ボトルは注ぎ口が細いので、そのままフュアーハンドに燃料を注入できます。
燃料が余ってしまった場合も、漏斗を使わずにそのままボトルに戻せます。
構造としては、上部のスクリューを開け閉めすることでオイルが出たり出なくなったりします。
ここを閉めておくことで横にしても燃料が漏れることはありません。
この燃料ボトルは本当におすすめ!グリーンとレッドがあります!
フュアーハンドランタンの収納ケースについて
おすすめはビジョンピークスのランタンケース
フュアーハンドのおすすめの収納ケースは、「ビジョンピークス」のランタンケース。
ブラックのシンプルなデザインで、価格が1,490円(税込)とコストパフォーマンスが圧倒的に高いです。
汎用ケースですがフュアーハンドにサイズ感もちょうど良く、十分な厚さもあって余程の衝撃を加えなければちゃんと保護してくれます。
ケースはこれを買っておけば間違いありません!
純正のランタンケースもある
フュアーハンドランタンの純正ケースもあります。
ただ、なぜこのカラーリングにしたのかが本当に謎。笑
純正なだけあってサイズはビジョンピークスのケースよりもぴったりで、さらにコンパクトにスマートに収納できますが、
価格が4,980円(税込)とケースなのにやたら高いうえに、やっぱりカラーで敬遠してしまいます。
もちろん好みの問題なので、このカラーが好きな人には良いでしょう。
フュアーハンドに合うその他のランタンケース
八号帆布の上質なケース。日本製でカラーも豊富。
CHUMS好きならこれ。ぴったりサイズのハードケースなので保護力も高い。
【まとめ】フュアーハンドランタンの種類や使い方を徹底紹介!
フュアーハンドランタンを長年愛用している僕が、徹底的に詳しく紹介しました。
かなりボリュームのある内容になったので要点をまとめておきます。
- カラーが豊富
- デザインが良くてキャンプに雰囲気が出る
- 使い方やメンテナンスは初心者でも簡単
- 燃費が良く燃料はパラフィンオイルがおすすめ
- メインの照明としては暗いから注意
- オイル漏れ、火傷、偽物に注意
- おすすめの収納ケースはビジョンピークス
フュアーハンドは価格も高すぎず、キャンパーなら絶対に1つは持っておくべきアイテムです。
オイルランタンを置いてキャンプをもっとおしゃれに楽しんじゃいましょう!