「カンガルースタイル」はサーカスTCを使った人気のキャンプスタイルのひとつ。
カンガルースタイルというのは例えばこんな感じです。
大型テントの中に小型テントを入れ、まさにカンガルーの親子のような姿からその名前が付いています。
今回は「サーカスTCのカンガルースタイルにおすすめのテント」をまとめて紹介していきます!
カンガルースタイルのメリット・デメリットから詳しく紹介していくよ!
サーカスTCをカンガルースタイルにするメリット
虫をシャットアウトできる
サーカスTCはフロアシートがないという特性上、
入口をファスナーで閉め切ってもスカートの隙間から虫が入ってきてしまいます。
そこで、カンガルースタイルで幕内に別のシェルターを入れることで虫をシャットアウトできます。
虫が出る季節のキャンプでも安心してサーカスTCの中で寝ることが可能になります。
純正インナーよりも安いし便利
サーカスTCの虫対策としては、こちらの純正メッシュインナーもあります。
しかしデメリットも多く、
- 価格が約2万円と高い
- 設営がちょっと面倒
- 幕内レイアウトの自由度が下がる
こういった色々なマイナス点があるので個人的にはあまりおすすめしません。
フロアレスワンポールの利便性を最大限に活かせる
対してカンガルースタイルなら、
サーカスTCのフロアレスワンポールという利便性を最大限に活かせます。
- 設営が超簡単
- 幕内のレイアウトの自由度が高い
- 土足のまま気軽に出入りできる
これらのメリットをほとんど殺さずに幕内にシェルターを作れ、
そこがまさにサーカスTCでカンガルースタイルが人気の理由です。
サーカスTCをカンガルースタイルにするデメリット
荷物が増える
カンガルースタイルにするためには、
サーカスTCとは別にシェルターとなるテントを用意する必要があるので、どうしても荷物が増えてしまいます。
ただしこれは純正メッシュインナーを使おうと荷物が増えることに変わりはないし、
できるだけコンパクトなシェルターを利用すればデメリットを小さくできます。
軽量コンパクトなシェルター
設営の手間が増える
サーカスTCとは別にシェルターを設営する必要があるので、どうしても手間も増えます。
しかしこれも同様で、純正メッシュインナーの方がむしろ設営の手間が大きいし、
設営が簡単なポップアップ式のシェルターを利用すればほぼデメリットになりません。
ポップアップ式のシェルター
フロアレスのサーカスTCで虫対策をするためには、荷物や手間が多少増えるのは仕方ないことです!
サーカスTCのカンガルースタイルに使えるテントのサイズは?
幕内のサイズを実際に測ってみた
では、サーカスTCのカンガルースタイルに使えるテントのサイズについて考えてみましょう。
上記は公式にあるサーカスTCのサイズです。
ここで2つの疑問が生じます。
- 272cmなどの数字はスカートも含めた外寸?それとも幕内の内寸?
- センターポールから角ではなく一辺の中央までの長さは何cm?
ということで実際に測ってみました!
1.公式スペックが外寸か内寸かの確認
幕内の一辺にメジャーを当ててみました。
すると、幕の一辺の内寸は約260cmでした。
そのため公式のサイズ表記はスカートまでを含めた外寸のようです。
2.センターポールから辺の中央までの長さ
こちらも実際にメジャーを当ててみました。
幕の一辺の中央部分からセンターポールの中心までの長さは約180cmでした。
サイズの結論
サーカスTCのカンガルースタイルに使えるテントサイズ上限の結論がこちら。
- 上限:幅250cm×奥行170cm
先ほどの実測値はぴったり測ったサイズなので、
幅・奥行とも多少の余裕を持たせるために「-10cm」としています。
なお、高さについてもサーカスTCの幕の傾斜を考慮しなければいけません。
ただしよっぽどイレギュラーな形状でなければ、上記サイズ以下のテントであれば高さも問題ないので割愛します。
前置きが長くなりましたが、こちらを前提におすすめのカンガルーテントを紹介します!
サーカスTCのカンガルースタイルにおすすめのテント12選
1.FIELDOOR ポップアップメッシュテント
使用サイズ | 約230×70×70(h)cm |
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対応人数 | 1人 |
価格(税込) | 5,170円 |
フィールドアの「ポップアップメッシュテント」
ワンタッチで開くポップアップ式で設営撤収がとても簡単でサーカスTCとの相性が抜群です。
サイズも十分広くて、大きめの成人男性1名が余裕を持って寝れます。
コットとの相性が良いのも特徴で、バンドで括り付ければコットと一体化させられます。
実際の使用例
実際に僕もこれを愛用しています。
ちょっとわかりにくいですがローコットの上に設置しています。
2.Alpine Design ポップアップメッシュシェルター
使用サイズ | 約203×63×65(h)cm |
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対応人数 | 1人 |
価格(税込) | 4,389円 |
アルパインデザインの「ポップアップメッシュシェルター」
こちらもポップアップ式なのでサーカスTCとの相性が抜群です。
ただしサイズ感が小さめで、高身長だと足を伸ばした時に頭と足先がメッシュにぶつかってしまいます。
身長170cm以上の方は先ほどのフィールドア製を選んだ方が間違いありません。
逆にそれ以下の方は、これがかなりおすすめです!
実際の使用例
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他のポップアップシェルターよりもデザインがシュッとしていて省スペースです。
2カラーあります
3.テンマクデザイン モノポールインナーテント
使用サイズ | 約210×70×97(h)cm |
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対応人数 | 1人 |
価格(税込) | 4,378円 |
テンマクデザインの「モノポールインナーテント」
寝るためだけに特化したデザインでコスパ高めです。
ポップアップ式ではないですが自立式でコットの上でも使用可能です。
実際の使用例
シンプルなデザインで幕内の収まりもかなり良い感じですね。
4.テンマクデザイン モノポールインナーテント メッシュ
使用サイズ | 約210×70×97(h)cm |
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対応人数 | 1人 |
価格(税込) | 4,378円 |
テンマクデザインの「モノポールインナーテント メッシュ」
先ほどのメッシュバージョンです。
通常バージョンよりも開放感があって、蚊帳(かや)という感じが強いアイテムです。
実際の使用例
ブラックのデザインがシュッとしていてカッコいいです。
5.FIELDOOR カンガルーテント100
使用サイズ | 約210×105×110(h)cm |
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対応人数 | 1人 |
価格(税込) | 3,960円 |
フィールドアの「カンガルーテント100」
名前の通りカンガルースタイルのために作られたフライシートなしのテントです。
コスパが異常に高いので、ちゃんとしたテントを入れたい場合は超おすすめです。
実際の使用例
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厳密には幕がサーカスTCではないですが、参考になります。
6.DOD カンガルーテントS
使用サイズ | 約220×150×128(h)cm |
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対応人数 | 2人 |
価格(税込) | 14,800円 |
DODの「カンガルーテントS」
恐らくカンガルースタイル用のテントとして一番有名でしょう。
カラーもサーカスTCとの相性ばっちりで、2人まで使えるのも魅力。
ただし欠品が続いていてかなり入手困難です。
実際の使用例
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まさにカンガルースタイルっていう言葉がぴったりの雰囲気ですね。
7.DOD ワンタッチテント
使用サイズ | 約230×150×117(h)cm |
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対応人数 | 2人 |
価格(税込) | 9,980円 |
同じくDODの「ワンタッチテント」
質感はカンガルーテントに劣りますが、ワンタッチで開いて設営が簡単なうえに安いです。
ただしこちらもなかなか入手が困難。
実際の使用例
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サーカスTCへの収まりもばっちりです。
8.スノーピーク アメニティドームS インナー
使用サイズ | 約220×150×120(h)cm |
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対応人数 | 2人 |
価格(税込) | 32,780円 |
スノーピークの「アメニティドームS」
単体で非常に人気の高い有名テントですが、実はこのインナーがサーカスTCのカンガルーにぴったりです。
ただしそのために買うには価格が高いので、既に持ってる人は使えますよっていう感じですね。
実際の使用例
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美しいくらいに超ジャストサイズです。
9.MSR エリクサー2 インナー
使用サイズ | 約213×127×102(h)cm |
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対応人数 | 2人 |
価格(税込) | 38,500円 |
MSRの「エリクサー2」
こちらも人気のテントで、インナーがサーカスTCにぴったりなことでも知られています。
ただし同じく価格も高いので、エリクサー2を単体でも使いたい人向けといえます。
実際の使用例
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MSRらしいレッドが映えます。
1人用のエリクサー1もあります
10.コールマン ツーリングドームST インナー
使用サイズ | 約210×120×100(h)cm |
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対応人数 | 1人 |
価格(税込) | 16,800円 |
コールマンの「ツーリングドームST」
こちらも人気のテントで、インナーがカンガルーに使えます。
アメニティドームやエリクサー2ほどは高くないので、カンガルー専用としても検討しやすいでしょう。
実際の使用例
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コールマンのクオリティは安定感があります。
11.Naturehikle CloudUp2 インナー
使用サイズ | 約210×125×100(h)cm |
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対応人数 | 2人 |
価格(税込) | 14,800円 |
Naturehikeの「CloudUp2」
このインナーもサーカスTCに使えます。
高コスパかつ軽量コンパクト。ギリギリ2名までいけるのもメリットです。
サーカスTCとは別に、単体で軽量テントが欲しい方にはかなりおすすめできます。
実際の使用例
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サーカスTCでの使用例が見つからなかったですが、幕下での使用イメージとして参考になります。
12.FLYFLYGO モスキートネット
使用サイズ | 約200×125×110(h)cm |
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対応人数 | 2人 |
価格(税込) | 3,199円 |
FLYFLYGOの「モスキートネット」
これぞまさに蚊帳(かや)って感じのデザインです。
非自立式なので、別でポールを用意するかどこかにロープで張る必要があります。
価格の安さで選ぶならありでしょう。
実際の使用例
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サイズ感はちょっと大きめです。
【まとめ】サーカスTCのカンガルースタイルにおすすめのテント
サーカスTCのカンガルースタイルにおすすめのテントをまとめて紹介しました!
冬場は単体で大活躍のサーカスTCですが、
虫が出る暖かい季節のキャンプもカンガルースタイルならばっちりです。
サーカスTCと一緒にオールシーズンでキャンプを楽しんじゃいましょう!