暑い時期のキャンプはフロアレステントやタープ泊でコット寝するのが快適です。
ただしその場合は、ファスナーで閉め切れる普通のテントと違って虫の侵入を遮断できないので、蚊帳(かや)のようなシェルターを準備する必要があります。
そんな時に超おすすめなのが「ポップアップメッシュシェルター」です。
これがコットと非常に相性抜群の蚊帳で、もちろんコット泊以外でも使えます。
このポップアップメッシュシェルターを長年愛用している僕が、その素晴らしさについて詳しく紹介します!
夏キャンプの必須アイテムですよ!
ポップアップメッシュシェルターとは?
ポップアップメッシュシェルターといえば、こちらのアルパインデザインの商品が有名です。
でも詳しくは後述しますが、
僕は同じアルパインデザインでもこれとは少し違うタイプと、フィールドアのポップアップシェルターをそれぞれ愛用しています。
今回は主にフィールドアのやつを使って説明していきますね!
こちらがフィールドアのポップアップメッシュシェルター。
ラウンド型の収納バッグに入っています。
- ポップアップメッシュシェルター本体
- アルミペグ4本
- 取扱説明書
付属ペグはよくある使い物にならないレベルのやつ。
ポップアップメッシュシェルターのおすすめポイント
使い方は超簡単、一瞬で設営完了
使い方はとにかく超簡単です。
シェルターのバンドを外して放り投げると、
はい、これだけで設営完了です。
ワンタッチでポップアップして一瞬で設営ができます。
こちらが単体での完成形です。
コットの蚊帳として相性抜群
そしてコットとの相性が非常に良いです。
こうやってバンドで上下2ヶ所を括り付けてコットに固定できるようになっていて、
コットに乗せるとこんな感じに。
見事な一体化っぷりで本当にコットに最適です。
あとは中に入ってファスナーを閉めて、
(ファスナーは内側からも閉められます。)
寝るだけです!
これで快適性を保ちつつ、虫も完全にシャットアウトできます。
ちなみにコットはコスパ最強の「WAQ 2WAY フォールディングコット」が超おすすめです。
地面に直接設置もできる
もちろんコットなしでも使えます。
グランドシートの上はもちろん、地面に直接設置しても良いでしょう。
その際は寝心地を良くするためにマットは必須です。
ちなみに四隅をペグダウンできるようになっているので地面に固定することもできます。
開放感が最高
シェルターの中からの眺めはこんな感じ。
外見からの想像以上に中から外の景色がはっきり見えますよ。
開放感や通気性が抜群で、夏でも快適にキャンプを楽しめて良いことだらけです。
虫から身体を守りつつ自然も近くに感じられて本当に最高です!
高さが低めでタープ泊にも最適
ポップアップメッシュシェルターは、似た用途となるカンガルーテントよりも高さが低めです。
そのため居住空間が狭くなるタープ泊との相性も抜群です。
僕はよくタープ泊をするので、もう絶対に手放せません!
また、サーカスTCのような蚊帳が必要なフロアレステントとの相性もばっちりです。
とても軽量
重量は約1kgと軽量です。
このように軽々と持ち上げて運ぶことができます。
当然ながら開いた後も重量は変わらないので、
設営後にちょっと場所を変えたいなんて時もササっと移動させられます。
ポップアップメッシュシェルターの欠点・注意点
収納サイズが大きい
厚みは薄いですが全体的な収納サイズはちょっと大きめ。
ヘリノックスのコットと比較するとやや場所を取ってしまうのがわかりますね。
ただしオートキャンプなら全く気にならないし、ワンタッチで開く利便性を考えたらこのくらいのサイズは全然許容できます。
収納に慣れが必要
収納方法
まずは両端を閉じて合わせます。
次に全体を横にして立てます。
上部を内側に丸め込む感じで収納します。
(ここが最初はワケがわからないし伝えにくい。)
ラウンド形状が3つ重なる感じになるので、それぞれ大きさを同じに整えて、
(ここも説明が難しい。)
あとは収納袋に入れれば完了。
慣れれば15秒くらいで撤収できるほど簡単です。
ただ、最初は多分困惑すると思います。
それでも適当にやってるとなんやかんやで収納できるのでご安心を。笑
ちなみにフィールドアの商品は収納袋の裏に収納動画のQRコードが付いていて親切です。
いざわからなくなっても大丈夫!
おすすめのポップアップメッシュシェルター
ポップアップメッシュシェルターの便利さがわかったところで、おすすめの商品を紹介します。
Alpine Design ポップアップメッシュシェルター
使用サイズ | 約203×63×65(h)cm |
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収納サイズ | 約φ60cm×4cm |
価格(税込) | 4,389円 |
まず冒頭でも軽く紹介した、
アルパインデザインのポップアップメッシュシェルターです。
これが一番有名な商品だと思います。
実は僕も一番最初にこれを買ったのですが、致命的な欠点があったため手放しました。
それは「サイズが小さくて身長が高いと身体が収まらない」こと。
というのも、
自慢じゃないですが僕は身長が182cmあります。(※自慢です。)
もう手放してしまったので写真がないのですが、
このシェルターで足を伸ばして寝ると、頭と足の先がメッシュにピタッとついて、そこから余裕で虫に刺される状態になりました。笑
丸まって寝ればいけないこともないけど、せっかく開放的なメッシュシェルターを使ってるのにそれじゃ本末転倒ですね。
そして僕ほど身長がある場合のみの注意かというとそうでもなく、Amazonレビューなどを見ると身長170cmを超えるともう危ないようです。
逆に小柄な方ならこれを選ぶのが正解。
他の商品よりも一回り小さくてスッキリしたデザインなので収まりが良いです。
2カラーあります
ある程度の身長がある方は、次に紹介する2つのどちらかを絶対におすすめします!
Alpine Design ポップアップシェルターテントⅡ
使用サイズ(インナー) | 約236×78×80(h)cm |
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収納サイズ | 約φ68cm×10cm (テント部分なしならもっと薄くできる) |
価格(税込) | 10,989円 |
サイズ問題を解決すべく僕が買い替えたのが、このポップアップシェルターテントⅡです。
先ほどのポップアップメッシュシェルターよりも一回り大きくて、僕の身長でも余裕を持って寝れて快適です。
買い替えて大正解でした!
実はこの商品、本当はポップアップ式のテントなのでフライシートも付属します。
でも僕はインナーメッシュだけを使って蚊帳として活用しています。
欠点は価格が1万円ちょっとで高いこと。インナーだけしか使わないならなおさらですね。
でも僕が買った当初はサイズが大きいメッシュシェルターがこれしかなかったので、悩む余地はなく迷わず購入しました。
FIELDOOR ポップアップメッシュテント
使用サイズ | 約230×70×70(h)cm |
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収納サイズ | 約φ70cm×4cm |
価格(税込) | 5,170円 |
その後に新しく発売されたのが、フィールドアのポップアップメッシュテントです。
高身長にも対応できるサイズでコスパも高い優れモノ。
デュオキャンプ用のサブとして、僕はこちらも購入しました。
細かい使用感などはこの記事で紹介した通りです。
身長170cm以上の人で今から買うならこれが一番おすすめです!
【おまけ】アルパインデザインとフィールドアを比較
せっかく複数のメッシュシェルターを持っているので、この2つを少し比較してみます。
まずは横から見た感じ。
アルパインデザインの方が少し高さも低くて全体的にシュッとしています。
ただし単体で使う分にはそこまで気になる差ではないでしょう。
フィールドアは底が若干反っている感じもありますが、
コットに括り付ければ問題なしです。
この角度から比べてみても、やはりアルパインデザインの方が一回り小さい感じはありますね。
それから細かい違いとして、
アルパインデザインはファスナーが両サイドに付いているので、どちら側からでも出入りができます。
まぁ設営したらだいたい正面は決まるものなので、これは特に活躍していません。
あとはアルパインデザインは内側にスマホとかを収納できるポケットがあります。
これはちょっとだけ便利なポイントです。
ざっとこんな感じの違いです!
細かい部分でアルパインデザインの方が良いところもありますが、
今から買うならやはりコスパの面でフィールドアがおすすめです。
なんたって2倍の価格差がありますからね。
【まとめ】コットの蚊帳は「ポップアップメッシュシェルター」が最強
虫が出る季節のコット寝にぴったりの「ポップアップメッシュシェルター」について、愛用者の立場から詳しくご紹介しました。
フロアレステントやタープ泊など、シェルターが必要なキャンプスタイルでは大活躍間違いなしのアイテムです。
軽量なうえに設営が超簡単なので、とても気軽に持って行けてとにかく最高。
コットで使う蚊帳を探しているなら絶対におすすめですよ!