キャンプで使うクッカーが欲しいけど何を選べば良いんだろう?
これを買っておけば間違いない超おすすめのクッカーがありますよ!
それがスノーピークの「アルミパーソナルクッカーセット」です。
キャンプ初心者からベテランまで、全キャンパーから圧倒的に人気が高いアイテム。
僕は最初にトレック900という別のクッカーを買って、その後にこのアルミパーソナルクッカーも購入したのですが、
「最初からこれを買っておけばよかった…」と後悔したほど使いやすくて最高のクッカーでした。
今回はこのアルミパーソナルクッカーを詳しくレビューします!
使い方やスタッキングなどかなり詳しく紹介しますよ!
スノーピーク『アルミパーソナルクッカーセット』の基本情報
スペック
商品名 | アルミパーソナルクッカーセット |
---|---|
ブランド | スノーピーク |
サイズ | クッカーL:φ148×75mm クッカーS:φ128×69mm フタL:φ157×33mm フタS:φ132×30mm |
容量 | クッカーL:1,000ml クッカーS:700ml フタL:500ml フタS:350ml |
収納サイズ | φ155×100mm |
重量 | 485g |
材質 | 本体:アルミアルマイト加工 ハンドル:ステンレス |
価格 | 3,800円+税 |
アルミパーソナルクッカーセットはスノーピークを代表するクッカーです。
大小2つのクッカーがセットになっていて価格も安く、キャンプデビューの定番クッカーとして超人気のアイテム。
使い勝手が非常に高く、あのヒロシさんが愛用しているクッカーとしても有名です。
キャンプするならとりあえずこのクッカーを買っておけば間違いなし!
外観
まずは外観を見ていきましょう。
LサイズとSサイズ、大小2つのクッカーがセットになっています。
それぞれ鍋とフタに分かれます。
それぞれの鍋のサイズはこちら。
後ほども触れますが、この広さと深さの絶妙なバランスが使いやすいポイントです。
Lはインスタントラーメンがちょうど入るサイズ感。
Lの中にSがぴったり入るのでコンパクトに収納できます。
ちなみにSの中にOD缶がシンデレラフィットします。
定番のスタッキングですね。(スタッキングについては後ほど詳しく。)
メッシュの収納袋が付属しています。
クッカー2セットをここまでコンパクトに収納できるのは非常に便利です。
SとLはサイズの違いだけなので、Sを使って細部を見ていきましょう。
まずは鍋の部分から。
本体に沿ってハンドルが格納されています。
ハンドルを伸ばすとここまで長くなります。特にロックはされません。
内側はアルマイト加工がされています。
酸化被膜を作ることで耐摩耗性が高まっていて、ガシガシ洗っても穴が開きにくいです。
内側には目盛りが付いていて調理に役立ちます。
底面はこんな感じでシンプル。
続いてはフタです。
上部にうっすらとsnowpeakのロゴがあり、こちらもハンドルが格納されています。
ハンドルを伸ばすとここまで長くなります。
鍋のハンドルと違って、フタのハンドルは伸ばすとロックがかかります。
このロックのおかげで、食材を乗せてもハンドルが不意に折れることがありません。
フタのハンドルを戻すときは、この部分を左右に開きながら戻します。
ちなみにフタのハンドルはがっつり開けば外れるようになっています。
スノーピーク『アルミパーソナルクッカーセット』のおすすめポイント
鍋の「深さ」と「間口の広さ」のバランスが絶妙
クッカーは浅すぎると中身がこぼれやすいし、深すぎると中身を取りにくいものです。
アルミパーソナルクッカーは、この「深さ」と「間口の広さ」が絶妙で非常に使いやすくて最高。
間口が広いので食材を入れやすいし、かき混ぜやすく、おまけに洗いやすいというメリットもあります。
さらに絶妙な深さがあるので、鍋にもできるしフライパンにもできます。
とにかく使い勝手が抜群に良いクッカーです!
炊飯・煮る・焼く、何でもできる万能クッカー
アルミパーソナルクッカーはその絶妙な形状がゆえに、色んな調理方法に使えます。
炊飯には特に最適
炊飯には特におすすめのクッカーです。
アルミは熱伝導率が高いのでそもそも炊飯に向いていて、浅型の形状のおかげで、さらに効率的に熱を全体に均一に伝えらます。
この特徴によってご飯が美味しく炊き上がるんですね。
ちなみにSは1合、Lは2合が適量です!
内側には目盛りが付いているので、炊飯に必要な水の量がパッと見てわかるのも便利。
Sで1合炊きの場合は、米を入れる前なら200mlに、米を入れた後でも10ozに合わせて水を入れればOKです。
- 米と水を適量入れる(米1合に対して水200ml)
- 30分以上は水にさらしておく(できたら1時間)
- 強火にかける
- 吹きこぼれたら弱火にする
- 中がチリチリいってきたら火を止める
- 約15分蒸らす
なお炊飯中はフタの上に重りを乗せるのがポイントです。
こうすることで沸騰してもフタが浮いて落ちないし、圧力がかかって美味しく炊き上がります。
煮る
深さがあるので、もちろん汁物にも最適です。
アルミパーソナルクッカーを使って冬キャンプで一人鍋とか最高ですよ。
焼く
フタをフライパン代わりにして焼くこともできます。
フタはお皿にもなって便利です。
2つセットなのが超便利
アルミパーソナルクッカーは大小2つセットなのも便利なポイント。
「Sで炊飯して、Lでおかずを作る」といった芸当ができちゃいます。
写真は手抜きでレトルトカレーを温めただけだけですが!笑
Lサイズで作ったカレーを1合炊きのSサイズのご飯にそのままかけられる、ちょうど良い容量があります。
たったこれだけの手抜き料理でも、キャンプで食べるとめちゃくちゃ美味しいから不思議です。
焚き火に突っ込んでガンガン使える
アルミパーソナルクッカーはコーティングがないシンプルなアルミクッカーなので、焚き火にもガンガン突っ込んで調理ができます。
このときに長めのハンドルがとっても便利。
焚き火調理はキャンプならではの楽しみなので、これができるクッカーは良いですね。
なお焚き火調理するときは、ハンドルも熱くなるのでグローブは必須です。
ソロならこれだけでOK、グループならサブクッカーとして
これだけ色んな用途に使えて2つセットなので、ソロキャンプならアルミパーソナルクッカーがあれば他のクッカーは必要ありません。
キャンプデビューでクッカーに迷っているなら、これを選んでおけば間違いないと断言できます。
またグループキャンプでもLを炊飯用として使うなど、サブクッカーとして大活躍します。
キャンパーなら持っておいて絶対に損はないクッカーです!
これだけ便利で3千円台は超コスパ
こんなに使い勝手が良いクッカーで、しかもスノーピークという有名ブランドなのに、
価格は3,800円(税抜)とコストパフォーマンスが高すぎます。
そのあまりのコスパの高さに欠品が多いのも納得の最強クッカーでしょう。
もし気になっているなら、とりあえず買っておいて後悔はしませんよ。
スノーピーク『アルミパーソナルクッカーセット』の欠点・注意点
アルミ製だから凹みやすい
アルミクッカーの宿命として仕方ないことですが、角にぶつけたりすると凹みやすいです。
アウトドア用のクッカーなので、多少の傷や汚れは気にせずガシガシ使うものだと考えれば全く気になりませんけどね。
コーティングはないから炒め物は焦げ付きやすい
アルミパーソナルクッカーはシンプルなアルミ素材でコーティングがありません。
鍋などの汁物では全く問題ないですが、炒めるとこびりつきやすい点には注意してください。
僕はこびりつくのが面倒なので、焼く用途にはユニフレームの「山フライパン深型」を愛用しています。
クッカーは1つだけで軽量に行きたい!
そんな場合はアルミパーソナルクッカーもフライパンとして全然使えます。
その際はしっかりと熱して油をひくことを意識すれば、こびりつきを軽減できます。
また裏を返せば、コーティングがないおかげで、容赦なく焚き火に突っ込んで調理ができます。
コーティングのある「山フライパン」は焚き火調理に使えないですからね。
この場合コーティングがないのはデメリットではなくメリットになります!
スノーピーク『アルミパーソナルクッカーセット』の焚き火の煤汚れの落とし方
焚き火で調理すると煤が付いてこんなに真っ黒になります。
補足になりますが、この煤汚れの落とし方も紹介しておきます。
やり方はとても簡単で、スチールウールに食器用洗剤をつけてゴシゴシ洗うだけです。
普通のスポンジでも良いのですが、スチールウールが一番汚れを落としやすいです。
(汚れ移りを防ぐためにシンクにアルミホイルを敷いて手袋をしています。)
ゴシゴシすると煤汚れがどんどん取れていき、
こんなに綺麗にできます。
頻繁に焚き火で使う場合は、面倒なのでもはや煤汚れが付いたまま放置しても良かもしれません。
僕は綺麗好きなので、毎回こうやって汚れを落としています。
スノーピーク『アルミパーソナルクッカーセット』のスタッキング
アルミパーソナルクッカーの色んなスタッキングも紹介します。
OD缶をスタッキング
OD缶がシンデレラフィットします。超定番のスタッキングですね。
燃料にOD缶を使うなら、これでコンパクトに持ち運べます。
マグカップをスタッキング
スノーピークの「チタンシングルマグ」もスタッキング可能です。
300mlと450mlのマグをスタッキングして、さらにクッカーにスタッキングしています。
一見フタがちゃんと閉まるのか不安なところですが、
このようにフタもちゃんと閉まります。
ちなみにチタンシングルマグ450mlは、横にすると収まりません。
300mlなら横にしてもピッタリとスタッキングできます。
シェラカップをスタッキング
続いてスノーピークの「シェラカップ」をスタッキングしてみましょう。
ハンドルがはみ出しますが収まりは良いです。
フタをするとこんな感じ。当然ですがハンドルの部分だけ少し浮いてしまいます。
収納袋に入れてみました。
若干無理やりですが、持ち運びをコンパクトにするには悪くないですね。
↓ちなみに持ち手が折りたためるタイプのシェラカップなら綺麗にスタッキングできるようです。
OD缶とシェラカップをスタッキング
試しにOD缶を入れてさらにシェラカップもスタッキングしてみました。
シェラカップを乗せる向きはこうなり、
ちょっと不格好ですがフタも乗せます。
収納袋に入れるとこんな感じ。
こちらも無理やり感は出ちゃいますが、袋に入れてしまえばスタッキングとしてありです。
小物をスタッキング
最後は小物のスタッキングです。
これはもう当然ながら、クッカーの中に納まるサイズの物ならなんでも収納可能です。(スタッキングと呼ぶかは謎ですが。笑)
たねほおずきやシングルバーナーなど、小物をここに入れて持ち運ぶのもおすすめです。
スノーピークの他のクッカーと比較
最後に、スノーピークの他の人気クッカーとの比較です。
トレック900
僕はアルミパーソナルクッカーを買う前に、このトレック900を持っていました。
でもアルミパーソナルクッカーセットを買ったら
こっちのほうが良いじゃん!
となり、トレック900は使わなくなったため手放しました。
理由としては紹介した通り、
- 「深さ」と「間口の広さ」のバランスが絶妙で使いやすい
- クッカー2つセットの方が便利
こんな点でアルミパーソナルクッカーの方が使い勝手が良かったです。
トレック900は深すぎて中の食べ物を取りにくいんですよね。
特に炊飯したときに奥の米が取りにくくて不便でした。
登山用途ならトレック900も良いと思いますが、キャンプで使うなら絶対にアルミパーソナルクッカーセットがおすすめです。
チタンパーソナルクッカーセット
アルミパーソナルクッカーのチタンバージョンです。
チタンは軽量なのがメリットですが、熱伝導率が悪くとにかくこびりつきやすいので、炊飯や炒め物には向きません。
なのでこれまた登山用途で使うならありですが、キャンプで使うなら絶対にアルミパーソナルクッカーセットがおすすめです。
【まとめ】スノーピークのアルミパーソナルクッカーセットが人気の理由とスタッキングをレビュー
スノーピークのアルミパーソナルクッカーセットを詳しくレビューしました!
SとLの2つセットで色んな調理方法に使えて、焚き火調理も可能な万能クッカー。
それでいてコストパフォーマンスも高く、キャンパーから超人気の理由もうなずけます。
キャンプデビューでクッカーを迷っているなら、これを買っておけば絶対に間違いないとおすすめできる最高のクッカーです。
キャンプに慣れてもずっと使えるアイテムなので、持っておいて損はないですよ!