【レビュー】OneTigris×Hilander「A型フレーム Northgaze ポリコットン」はソロキャンプに最高のテント

【レビュー】OneTigris×Hilander「A型フレーム Northgaze ポリコットン」はソロキャンプに最高のテント

僕の中で久々に大ヒットのソロキャンプ用テントに出会いました。

それが、OneTigris×Hilanderの「A型フレーム Northgaze」です。

これがとにかくソロキャンプに最高だったので、詳しくレビューしていきます。

僕は同じワンポール系のテントとして「サーカスTC」も愛用しているので、そちらとの比較も少し交えながら紹介していきます。

メリット
デメリット
  • 見た目がカッコいい
  • A型フレームで居住空間が広い
  • ソロキャンプにベストなサイズ感
  • フロアレスで便利
  • タープ不要
  • 薪ストーブとの相性が抜群
  • オールシーズンで使いやすい
  • TC素材で火の粉に強い
  • アーミーグリーンは公式イメージより淡い
  • サーカスTCよりは設営が面倒
  • 1面しか開放できない
  • テント内にランタンフックがない
目次

OneTigris×Hilander「Northgaze」の基本情報

基本スペック

収容人数1~2人
展開サイズ約 W360×D360×H205cm
収納サイズ約 W5821×D23×H23cm
重量約7.4kg
素材本体・収納袋:ポリエステル65%、コットン35%
メインポール:アルミニウム
付属品メインポール
ペグ(18本)
ガイロープ(8本)
収納袋
※キャノピーポールは付属なし
参考価格¥39,800(税込)

こちらがOneTigris×Hilander「Northgaze」の基本スペック。

サーカスTCより一回り小さいサイズ感のワンポールシェルターです。

このテントを紹介する前提として、OneTigris(ワンティグリス)という中国ブランドの人気商品に「Northgaze」というTC素材のワンポールテントがあります。

OneTigrisオリジナルはこちら

こちらのテントをベースに、アウトドア用品の通販サイト「ナチュラム」のオリジナルブランドである「Hilander(ハイランダー)」がコラボして登場したのが、今回の『OneTigris×Hilander「A型フレーム Northgaze」』です。

Hilanderコラボの違い

たろー

違いは以下の3つです!

OneTigrisオリジナル
Hilanderコラボ
  1. ワンポールで居住空間の中央にポールがくる
  2. 煙突の開口部が上開き
  3. ¥29,800(税込)
  1. A型フレーム(二股ポール)で居住空間が広い
  2. 煙突の開口部が下開き
  3. ¥39,800(税込)

①が最大の違いで、

出典:ナチュラム

A型フレームを採用することでワンポールの弱点だった中心のデッドスペースがなくなり、居住空間が広く使えるようになっています。

②の煙突の開口部の話はわかりにくいと思うので補足すると、

Northgazeは薪ストーブ用の煙突穴を装備しているのが特徴なのですが、

OneTigrisオリジナル

出典:楽天市場

OneTigrisオリジナルは、このように煙突開口部のフラップが上開きで留められる仕様になっています。

これだと何かの拍子にフラップの留め具が外れた際に、フラップが高温の煙突に接触して危険という声がありました。

Hilanderコラボ

出典:ナチュラム

それを受けて、Hilanderコラボはこのようにフラップが下開きで留められる仕様に改良されていて、留め具が外れても煙突に干渉しないように工夫がされています。

カラーバリエーション

出典:ナチュラム

カラーはアーミーグリーンとコヨーテブラウンの2色。

これはOneTigrisオリジナルと同じカラー展開で、どちらのカラーも人気です。

たろー

僕はサンド系カラーのサーカスTCも持ってるので、アーミーグリーンを選びました!

収納状態と内容物

収納バッグに入れた状態はこんな感じ。

小さくも大きくもなく、TCのワンポールシェルターとしては普通の収納サイズという印象です。

表と裏にそれぞれOneTigrisとHilanderのロゴが入っています。

内容物
  • テント本体
  • メインポール
  • ペグ(18本)
  • ガイロープ(8本)
  • 収納袋

普通は「付属ペグはショボくて使い物にならない」のがお約束ですが、このテントには強度が高そうでなかなかしっかりしたペグが付属しています

そのため、初めてのテント購入でも強度の高いペグを別途買わなくて良いのは好印象です。

たろー

まぁ僕はソリステを使いますが!

設営方法

設営方法はハイランダーの公式YouTubeでわかりやすく紹介されています。

下記の動画をご参考ください。

特徴・ディテール

出入り口の広さを調整可能

まず、フルクローズした状態がこちら。

この正面の出入り口の広さは複数パターンに調整することができます。

片側を少し開けたり、

片側をさらに広く開けたり、

あまりやらないかもですが、両側を開けることもできます。

このように調整できることで、季節によって通気性を変えたり、設営状況によってプライバシー確保の度合いも調整できるので便利です。

なお、ジッパー部分は全てダブルジッパーになっています。

跳ね上げてキャノピーも作れる

さらに、正面をポールで跳ね上げれば大きなキャノピーを作ることもできます。

これがこのテントの大きな特徴ですね。

跳ね上げ用のポールとロープは付属していないので注意しましょう。

たろー

僕がこういうときに愛用してるポールとロープは以下の商品です!

キャノピーのループ

キャノピーの両サイドにはループが付いていて、ここにランタンなどの道具を吊るすこともできます。

ベンチレーション

テント上部の前後2箇所にベンチレーションが付いています。

煙突穴

煙突穴が装備されていて、使わないときは閉じられる仕様です。

開くとこんな感じで、先述の通り下開きに改良されています。

なお、煙突ガードの部分はマジックテープ式で取り外しも可能です。

煙突の熱さにも耐えられる耐熱仕様ですが、万が一破損したら交換用の煙突ガードの購入ができます。

スカート

スカート付きで風や雪にも強いので、冬キャンプでも使いやすくなっています。

ただしフロントの出入り口部分にはスカートがありません。

ここにスカートがあると、キャノピー跳ね上げ時に見栄えが悪くなるので削ったのだと思われます。

二股ポール

二股ポールはこんな感じで支えています。

トップの固定ポイントもしっかりと補強がされています。

この二股ポールのおかげで居住空間を広く使えるようになっています。

OneTigris×Hilander「Northgaze」のメリットをレビュー

ここからは、ハイランダーNorthgazeを実際に使って感じたメリットを紹介していきます。

メリット
  • 見た目がカッコいい
  • A型フレームで居住空間が広い
  • ソロキャンプにベストなサイズ感
  • フロアレスで便利
  • タープ不要
  • 薪ストーブとの相性が抜群
  • オールシーズンで使いやすい
  • TC素材で火の粉に強い
たろー

それぞれ詳しく見ていきましょう!

見た目がカッコいい

まず、なんと言っても見た目がかなりカッコいいです。

これはテント選びにおいてかなり重要なポイントですよね。

ワンポールテントのフォルム、カラーリング、TCの質感、どれを取ってもカッコいいテントに仕上がっています。

A型フレームで居住空間が広い

そしてなんと言っても、A型フレームで居住空間が広いのは使い勝手が抜群です。

センターポールがないことで幕内レイアウトの自由度が格段に上がります。

就寝時に道具を幕内にしまってフルクローズする時にも、センターポールがないことによる恩恵を感じました。

ソロキャンプにベストなサイズ感

Northgazeはソロキャンプにベストなサイズ感です。

小さすぎず大きすぎず、一人用のテントとして最適な居住空間があります。

なお、僕は一回り大きいワンポールテントの「サーカスTC」も愛用していますが、

サーカスTC

(展開サイズ:約 W420×D442×H280cm)
ソロ:贅沢な広さ
デュオ:ジャストサイズ
ファミリー:インナーを入れて寝床としてだけなら可

Northgaze

(展開サイズ:約 W360×D360×H205cm)
ソロ:ジャストサイズ
デュオ:使えるけど若干狭め
ファミリー:不可

両方を使った経験から、2つのテントにはこんな違いがあると感じています。

もちろんNorthgazeもデュオキャンプにも使えますが、デュオがメインならサーカスTCのサイズ感の方が使いやすいでしょう。

メインはソロキャンプ、たまにデュオキャンプという用途ならNorthgazeは素晴らしいです。

フロアレスで便利

Northgazeはインナーテントがないフロアレスシェルターです。

フロアレスだと別途虫対策が必要などデメリットもありますが、メリットも非常に多く、僕はソロキャンプではフロアレステントを好んで使っています

その理由は、以下のようなメリットがあるからです。

フロアレスシェルターのメリット
  • 設営が簡単(インナー設営の手間がない)
  • 空間を自由に使える
  • テントへの入出時に靴を脱がなくて良い
  • コットを入れれば寝床にも困らない

フロアレスだとこのように利点が多く、見た目的にもシンプルでカッコいいので断然好きです。

なお、NorthgazeはサーカスTCに比べると狭めでハイコットは入れにくいため、コットを使う際はローコットをおすすめします。

また、夏場の虫対策は下記のような簡易インナーを入れれば問題ありません。

たろー

このインナーは僕も愛用しています!

タープ不要

キャノピーを跳ね上げればテント兼タープの役割を果たすので、別でタープを設営する必要がありません

しかもキャノピーは大きくてかなり広い日陰を作れるので、夏場のキャンプでも使い勝手が抜群です。

薪ストーブとの相性が抜群

Northgazeは薪ストーブとの相性が抜群です。

薪ストーブ用の煙突穴が標準装備されているのはもちろん、実はA型フレームというのも薪ストーブと非常に相性が良いんです。

というのも、薪ストーブを使うときは必然的に幕内にこもるスタイルが多くなりますが、僕はサーカスTCでも薪ストーブを使っている経験上、センターポールがあると邪魔なんですよね。

このように、煙突を出すために幕内に薪ストーブを設置できる位置はある程度決まってしまうので、センターポールがあると薪ストーブをいじるときにどうしても邪魔な位置に来てしまいがちです。

しかし、ハイランダーNorthgazeのA型フレームならこの問題が解消されます

センターポールがないおかげで快適に薪ストーブとたわむれることができるでしょう。

僕はまだ薪ストーブを入れてNorthgazeを使えていないですが、経験上、そのような理由から薪ストーブとの相性が最高なテントなことは間違いありません。

たろー

冬に薪ストと一緒に使ったら写真付きで追記しますね!

テント幕内でのストーブの使用は、一酸化炭素中毒の危険性があるため本来は推奨されていません。
換気などの対策をしっかり行ったうえで自己責任で使用しましょう。

オールシーズンで使いやすい

ここまでのメリットをまとめると、Northgazeはオールシーズンで使いやすいテントということがわかります。

入り口を大きく開放できて、キャノピー跳ね上げで広い日陰を作れる。

スカート付きで風や雪に強く、薪ストーブとの相性が抜群。

そのため、1つのテントでキャンプをオールシーズン楽しみたい人にも非常に適したテントになっています。

TC素材で火の粉に強い

最後に、TC素材なので焚き火に強いです。

TC(ポリコットン)素材

コットンとポリエステルの混紡繊維のこと。
コットンは風合いが良く耐久性の高い素材で、ポリエステルは非常に軽量な素材。
ポリコットンは両者の良いとこ取りをした素材で、質感が高い・火の粉で穴があきにくい・劣化が少ない・コットンテントより軽量といった特徴を併せ持つ。

ポリエステルなど化学繊維のテントの場合は、火の粉で穴があかないようにテントから離れて焚き火をしなければなりません。

対してTC素材は穴があきにくいので、テントから比較的近い場所で焚き火を楽しめます。

たろー

ソロキャンプのサイトをコンパクトにカッコよくまとめられるってこと!

TCはあくまで化繊100%に比べて「燃えにくい」だけであって「燃えない」わけではないので、くれぐれも火の取り扱いには注意してください。

OneTigris×Hilander「Northgaze」のデメリットをレビュー

ハイランダーNorthgazeのデメリットと注意点も紹介します。

デメリットと注意点
  • アーミーグリーンは公式イメージより淡い
  • サーカスTCよりは設営が面倒
  • 1面しか開放できない
  • テント内にランタンフックがない

デメリットも多いように見えますが、細かい部分でいくつかって感じです。

たろー

デメリットよりメリットが遥かに大きいですが、マイナス面もしっかり紹介していきます!

アーミーグリーンは公式イメージより淡い

ここが最も惜しいと感じたポイントです。

出典:ナチュラム

アーミーグリーンの公式イメージは、このように濃いめのグリーンで非常にカッコいいです。

対して実物は、公式イメージよりも色味が薄く、少し淡い感じのグリーンです。

これでも充分カッコいいですが、公式イメージ通りの色味だったらもっと最高でした。

たろー

これ改良してくれたら買い直しちゃうわ…!

サーカスTCよりは設営が面倒

まず前提として、Northgazeの設営は決して難しくなく、テント全体で見ると簡単な部類です。

繰り返します。Northgazeの設営はどちらかというと簡単です。

ただし、「ワンポールテント」というくくりで考えると、サーカスTCの圧倒的な簡単さに慣れている僕としては、Northgazeの設営は若干面倒に感じてしまいました。

まず、A型フレームはシンプルなワンポールより設営の手間が増えるのは仕方ないですね。

ボトムをハトメに接続するのとポールを立ち上げるのに少し手間取りました。

また、サーカスTCよりもペグダウンが必要なボトム頂点の数が多いので、ピン張りするための調整にも若干苦労しました。

たろー

あくまで超絶簡単なサーカスTCに比べたらの話ですからね!

1面しか開放できない

Northgazeはフロントの1面しか開放できません。

サーカスTCは2面開放できて通気性を高めたい夏場は重宝するので、Northgazeも2面開放できると尚良かったと思います。

ただ、フロントはキャノピーを跳ね上げればかなり大きく開放できるので、熱がこもる感じはせず、夏場でも大きな問題はなさそうです。

テント内にランタンフックがない

地味に困ったのが、テント内にランタンフックがないことです。

できたらA型フレームの頂点の下の部分にでも、ランタンフックかバーでもあったら使いやすかったと思います。

まぁポールにプルージックノット(ロープワークの一種)で適当にループを作れば解決しますが、テント単体で完結できるに越したことはありません。

そして僕がどうしたかというと、やっぱりルーメナー2はLEDランタンとして最強でした。

テントの外側に付属のマグネットフックを当てて、内側から幕を挟むようにルーメナー2をカチャリ。

これでランタンフックがなくても全く問題なくなりました。

たろー

やっぱりルーメナー2良いわぁ…!

OneTigris×Hilander「Northgaze」はこんな人におすすめ!

ハイランダーNorthgazeは、カッコいいテントを探してるソロキャンパーにおすすめです。(デュオキャンプも可)

オールシーズン使えるのも魅力的で、特に薪ストーブとの相性は抜群。

Northgazeを使った冬場の薪ストキャンプはカッコよさと実用性ともに最高ですね。

とにかく使い勝手が良くて設営も難しくないので、キャンプデビューに選ぶテントとしてもおすすめできます。

たろー

僕の中でも久々に大ヒットしたテントです!

【まとめ】OneTigris×Hilanderのテント「Northgaze」をレビュー]

OneTigris×Hilanderのテント「A型フレーム Northgaze」を詳しくレビューしました。

メリット
デメリット
  • 見た目がカッコいい
  • A型フレームで居住空間が広い
  • ソロキャンプにベストなサイズ感
  • フロアレスで便利
  • タープ不要
  • 薪ストーブとの相性が抜群
  • オールシーズンで使いやすい
  • TC素材で火の粉に強い
  • アーミーグリーンは公式イメージより淡い
  • サーカスTCよりは設営が面倒
  • 1面しか開放できない
  • テント内にランタンフックがない

ソロキャンプにはベストと言っても過言ではないテントなので、本当に買ってよかったです。

このテントは今後も大活躍すること間違いなしです。

たろー

冬キャンプで薪ストーブを入れるのが今から楽しみ!

【レビュー】OneTigris×Hilander「A型フレーム Northgaze ポリコットン」はソロキャンプに最高のテント

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